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問題行動に対する支援(障害福祉)

ここでは問題行動は、他の人に迷惑をかける行為と定義してお伝えしようかと思います。

 例えば、作業に集中できなくて作業を止める。他の人が気になっているので話を続ける。ルールを破るなど・・・

怪我や事故につながるような事はただちにSTOPをかけますが、そうではない場合。

①まずは、何が原因かを確認する。


問題行動を起こす原因は、想定外の場合があります。問題行動を起こすきっかけは直前の状況にもよりますが、実は事前に、寝不足だった。家で言い合いがあった。バスが混んでいた。犬に吠えられた。
など、「それ!?」って思うことがあり、いつもと違う状態でスタートしていることにより、きっかけがあれば問題行動に発展してくということがあります。
 できるだけ、この背景を知るために、事前に本人がどのような場面で調子を崩すか。何に対して苦手意識があるかなどはヒアリングし、問題行動があったときも、どんな日で、何がキッカケかの情報収集をします。

②問題行動は制止すべきか


本人にとっては溜まったストレスを発散するための行動だったりするので、発散方法がないと蓄積することになります。
 発散の仕方が問題行動な場合は、周りに迷惑をかけない方法で発散できる違う行動を一緒に探す支援が必要になります。
 
 実際の一例ですが、イライラすると自分の作業日誌を破る利用者がいました。日誌には通所記録もあったので、問題行動となった為、破いていい場所ともの(雑紙)を用意しました。
イライラするとその場所に行って気がすむまで破く。すると落ち着いてきて、雑紙に絵を描いたりと気持ちをリセットして戻ることができました。(絵は事業所を爆発させるような、なかなか刺激的な絵も多かったですが)

なので、問題行動は抑えすぎずに他の発散方法(これは人に合う、合わないがあるので相談しながら)を提案しつつ、本人の居心地と周りも落ち着いて取り組める環境作りを目指します。


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