新規上場企業(IPO企業)のビジネスモデル分析をしてみた!〜日本ホスピスホールディングス株式会社〜
みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。
まだまだ2019年マザーズ上場企業分(64社)が終わらないので、引き続き頑張っていきたいと思います!
IPO企業分析第14弾!本日は、日本ホスピスホールディングス株式会社さんです。
毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください!
※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報に掲載された書類を元に作成しており、投稿日時点での情報ではありません。
「日本ホスピスホールディングス株式会社」概要
■設立日 :2017年1月4日(上場承認日:2019年2月22日)
※上場承認まで2年と49日
■従業員数 :306人 ※HDのため連結
■本社所在地:東京都千代田区丸の内三丁目 3 番 1 号
■市場 :マザーズ
■代表者名 :高橋 正
■事業内容:
在宅ホスピス事業
■経営理念・ミッション・ビジョン:
経営理念:多死時代に対応し在宅ホスピスを推進
ミッション:在宅ホスピスの研究と普及
ビジョン:年間1万人在宅看取り支援
主要年間指標(2017年12月期) ※連結
■売上 :1,895,428千円
■営業利益 :49,728千円
■経常利益 :△40,821千円
■純利益 :△60,490千円
■時価総額初値:109億(初値PER--倍)
※以下、新規上場時の有価証券報告書(Ⅰの部)
現時点の時価総額 :149億
過去5年間での社名検索回数推移
日本ホスピスホールディングス社は、ホールディングス会社ということもあり、当該名称での検索回数情報はありませんでした。
ビジネスモデル概要と図解(独自作成)
日本ホスピスホールディングス社は、末期がん患者と難病患者の方を対象とした、ホスピスサービスを中心としたケアサービスを提供しています。
※「ホスピス」をまず把握したい方はこちら↓
日本ホスピスホールディングス社は、このホスピスサービスを①「ホスピス住宅の提供」、②「在宅ホスピスサービスの提供」という2つの側面から総合的に支援しています。
尚、同社は、ナースコース株式会社、カイロス・アンド・カンパニー株式会社という2社の連結子会社から成り立っています。(系統図は下記 ※有報より転載)
そして、展開しているビジネスモデルが以下となります。
考察
・まず、ホスピスサービスは、今後、超高齢化社会を迎える日本においては、誰もが理解すべき重要なサービスであると考える。だからこそ、このようなホスピスサービスを充実して提供できる企業が存在していることは非常に価値があると思われる。
・日本ホスピスホールディングス社は、大きく以下の2つのサービスを提供することで、幅広い利用者のニーズに応えられるサービスを提供している。
①ホスピス住宅:複数の看護師が在籍し、適切な緩和サービスが提供可能な入居型ホスピス施設。近接する訪問看護・訪問介護事務所が24時間ケアサービス提供が可能。
②在宅ホスピス:訪問看護を中心とし、複数のサービスを組み合わせることで、自宅での療養を可能とするサービス。看護小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援事業所によるケアプランの作成、訪問介護等、適切なサービスを提供。
・グループで保有する施設数および部屋数は以下の通り。
2019年12月末:施設数/14施設、部屋数/429室
2017年12月末:施設数/8施設、部屋数/223室
まとめ
今回は、ホスピスサービスを幅広く提供する日本ホスピスホールディングスさんの分析記事でした!
考察でも記載したとおり、ホスピスや緩和サービス、という考え方は、これからの日本で本当に必要になってくると思います。合わせて、安楽死などの議論も今後どんどんと増えてくるのではないでしょうか。
今回は、避けては通れない、必ず考えなければいけないことに、改めて気付かせて頂きました。
また、同社は今後より事業を大きくしてほしい、と思いつつも、絶対にサービスが手抜きにはなってはいけない領域のため、高品質なサービスを維持しつつ、事業が拡大してくれると良いな、と願っています!
それでは、また次回!!
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