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【アリソン・フェリックス】史上最も栄誉あるトラックアスリート

ランナーのアリソン・フェリックスにとって
オリンピックは生活の一部。

彼女は文字通り、人生の大半をオリンピックに捧げてきました。

現在38歳の陸上チャンピオンは
2004年に18歳でギリシャのアテネオリンピックに初出場して以来
キャリアを通じて11個のオリンピックメダルを積み上げてきました。

そんな彼女が、20年ぶりにオリンピックに出場しないことに。

フェリックスは2022年に代表レース(100、200、400メートル)から
引退を正式に発表したのです。

オリンピアンにとって大きな変化ですが
フェリックスはこのスポーツから距離を置いているわけではありません。

ここでは、引退後の彼女がどのように目的を持ち続けているのか
そしてオリンピックでの長い走りで後悔していることをひとつ紹介します。

フェリックスは、今大会には出場しないかもしれないですが、
成績優秀な女性アスリートにスポットライトを当て
資金を提供するために自分の役割を果たしている。

Voice in Sport(スポーツにおける声)」の指導や
最近メリンダ・ゲイツから2,000万ドルの助成金を得た
妊産婦の健康問題に加え、彼女はクラッカー・ジャックと提携し
クラッカー・ジル・スポットライト・スクワッドを率いる。

「自分と同じような人が何かすごいことをしているのを見れば
自分にもできるかもしれないと思える。」


「ジャッキーがいつも言っていたのは
自分自身に集中しなさいということ
そして何かで偉大になるには本当に長い時間がかかるということだった。
そのおかげで、私はプロセスをゆっくり進めることができたと思う」

とフェリックスは言う。

アスリートであれば、すぐにでも成功を収めたいと思うものですが
彼女はそれが本当に長期戦であることを私に再認識させてくれました。

トラックのスパイクを脱いでから
フェリックスは2021年に自身のランニングブランド
Sayshを立ち上げています。

Sayshは女性による女性のためのランニングシューズをデザインしており
ユニークなマタニティ返品制度もあります。

顧客は、妊娠による足の変化に応じて
Sayshのスニーカーを新しい一足と交換することができるのです。

これは、妊産婦の健康擁護者であり
2児の母であるフェリックスにとって重要な要素。

「私は必要に迫られてセイシュを始めました。
ナイキに10年近く在籍していたのですが
妊娠中のサポートが十分でなかったので、退職したのです」

と彼女は言う。

フェリックスは、家族を増やそうと考え始めたとき
競技がいかに難しくなったかを振り返る。

「女性たちが妊娠を隠しているのを見るのは、本当につらかった。
私自身も同じように、妊娠していることを誰にも知られないように
朝4時からトレーニングをしていました。
このようなことをしたのは、新しい契約を確保しようとしていたからです」

と彼女は言う。

「本当に大変な時期でしたから
それが私がアドボカシー活動をする上での
大きなモチベーションになっています。

他のどの女性にも自分の職業と母親業の
どちらかを選ばなければならないと感じてほしくないし
この世に新しい命を誕生させることを
隠す必要も絶対にない。」


フェリックスは競技から離れたかもしれないですが
他の女性にとって有意義な変化をもたらすことができる
自分が情熱を注いでいる他のことにエネルギーを向けています。

引退してからは、ランニングの分野で長い間
やりたかったことができるようになっただけでなく
女性アスリートのための擁護活動を続け
「黒人の妊産婦の健康危機に多くの時間を費やしている」
と彼女は言う。


陸上五輪王者なら、もっとこうしていた

11度のオリンピックメダリストであり
21度の世界チャンピオンであるフェリックスが
後悔しているとは考えにくい。

しかし、2020年東京オリンピックの期間中
メンタルヘルスにまつわる話題がクローズアップされたことで
フェリックスは自身のキャリアにおける
メンタルヘルスを振り返っています。

「キャリアの絶頂期、私はおそらく最も健康的ではなかった。
私はどんな犠牲を払っても
ただ前進し続けるというメンタリティを持っていたような気がする」

と彼女は言う。

世界的な舞台で起きている
メンタルヘルスの偏見をなくすためのシフトは
フェリックスがもっと早く起こっていたらと願っていること。

「大丈夫じゃないことがあってもいいんだ。
自分のケアを優先してもいいんです。
それはエリートアスリートであることと
同じ空間に存在することができる」

と彼女は言う。

フェリックスは、個人的な問題や家族の死など
キャリアの中で困難を乗り越えた瞬間を振り返っている。

どのような状況であっても
彼女は精神的な健康のために立ち止まることなく
それを駆け抜けてきた。

「セルフケアは、(当時は)存在しないようなものだった。
もしこういうことを知っていたら、私自身
もう少し違ったやり方をしていたかもしれない」

オリンピック選手としてのキャリアを終えた今
フェリックスは、ビジネスウーマン、母親、擁護者
スポーツコメンテーターとしての新たな活動の合間に
セルフケアを実践する時間を持てるようになった。

「オリンピックは長い間、私の人生であり
その準備をすることだった。
だから、観客として彼らを受け入れて
違う視点から経験するのが楽しみなの」


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Yumeno
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