【年齢別】楽しく言葉をまなぼう!親子でできる言葉遊びを紹介
子どもたちは、日常生活に必要な言葉を日々のコミュニケーションで獲得していきます。たくさんの言葉に囲まれそれを習得してくことによって、言葉を覚えるだけではなく、表現が豊かになったり発想力を身につけられるといわれています。
今回は、「遊び」の中で子どもが言葉を学べる方法を紹介していきます。発達年齢に合わせ、ご家庭でもおこなうことができる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
1、言葉はどうやっておぼえていくの?
子どもが言葉を習得していくためには、「適切な環境の中で、大人と一緒に経験を通して発信していく」ことが大切とされています。文字を記号として覚えさせることは、学習を通して容易におこなうことはできますが、それだけでは自分が発信していく言葉として適切に扱うことはできません。言葉実際に使った経験値が、言葉を使う力につながっていくのです。
2、言葉遊びの効果
・語彙力、表現力が身につく
前述したように、子どもは安心できる環境下で言葉を獲得していきます。簡単な遊びの中で、周りの大人やお友達の話している言葉をよく聞いています。その言葉を引き出すことによって、実際に言葉を使う機会を意図的につくることができます。
・思考力、発想力が身につく
言葉のレパートリーが増えてくると、それをつかったり理解しようと子どもは思考するようになります。特に、言葉のクイズやしりとりといった遊びは、簡単なルールですが言葉遊びにぴったりです。
・コミュニケーション能力が身につく
言葉遊びは基本的に一人でできないものが多いです。そのため、大人やお友達とのかかわりが生まれ、コミュニケーションをとることの練習にもなります。引っ込み思案な子どもでも、遊びを通すと自然と言葉をつかってコミュニケーションをとろうとします。
3、年齢別でみる言葉遊び
・1~2歳におすすめ
まだ複雑な言葉や意味をこたえることができないため、単純で簡単な内容からはじめましょう。難しい時には、大人がヒントを与えて楽しく参加できるよう心がけてください。
「これなあに?」クイズ
ものやカードをみせて、その名前をこたえる遊び。身近にあるものや、子どもの好きなキャラクターなどを使うと興味関心が高まります。
「〇の文字からはじまる言葉集め」
例えば、「か」からはじまる言葉を考えて、出し合っていく遊びです。自分の発した言葉だけでなく、相手の言った言葉にも注目できると語彙の拡大につながっていきます。
・3~4歳におすすめ
この年齢になってくると語彙数が増えてくるため、簡単なルールのある遊びを取り入れることができます。また、子どものなぜ?どうして?の好奇心が高まる時期でもあるため、それを活かした遊びもおすすめです。
「これなんだ?」クイズ(連想ゲーム)
あるカテゴリーの特徴をクイズにして出題する遊びです。はじめは「色」を特徴にすると子どもは比較的理解がしやすいとされています。「赤いものはどれだ?」と出題して、「赤いのはりんごだ!」と言葉の情報との一致をうながします。徐々に「形」や「味」、「大きさ」などの情報を追加していき、難易度をあげて出題することも可能です。
しりとり
言葉遊びでは定番ものですね。順番、「『ん』が最後についたら負け」といった簡単なルールが入ってくるため、思考力も身につく遊びになります。
・5歳におすすめ
年齢的には日常会話をスムーズにできるようになっています。就学前の時期になるので、「文字」や「文章」をつかった遊びの展開がしていくと習得につながります。
お話づくり
自分で考えた物語を、言葉にしていく遊びです。語彙の拡大でだけではなく、言葉で表現する力や文章力を身につけることができます。ほかの人が作った物語を読んでみるのも、面白いかもしれませんね。
文字探し遊び
文字が書かれているカードを使って、自分の名前を作ってみたり、出されたお題の名前をつくったりします。文字と音を一致させる遊びで、読むことへもつながっていきます。
逆さ言葉当てゲーム
相手の言った言葉をさかさまにして、何を言ったのか当てていきます。単純なルールではありますが、思考力と聞く力を育てることができます。少しずつ言葉を長くすることで、難易度の調整も簡単にできます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、親子でできる言葉遊びと、その効果を紹介しました。言葉の発達は、子どもそれぞればらつきがあるので、自分のお子さんに合ったものを段階的におこなうと効果的です。
簡単にできるものが多いので、日常のコミュニケーションの中に取り入れ、親子一緒にぜひ楽しんでください。
参照:oriori(https://oriori.education/2007071)
保育の引き出し(https://www.hoikunohikidashi.jp/?p=16764004)
保育就活バンク(https://hoikushi-syusyoku.com/column/post_1248/)
大阪ユニットセンター(https://www.ecochil-osaka.jp/)