左右均等という考え方
従来のトレーニングの考え方やセットの組み方は
右を10回やったら、左も10回、、、
そういう風に均等にやることが多いですよね!?
基本的には私もそうします!いきなり批判すると思ったでしょ(笑)
でもただ回数をこなすだけで満足してしまうのは勿体無いかもしれません。回数をやり切ったという充実感は必要です。
しかし、何を目的としているかによって回数は問題ではない場合が多いかもしれません。
コレクティブエクササイズ
って聞いたことありますか!?
corrective exercise
そのまま訳すと【是正 運動】
是正の意味は、、、悪い点や不都合な点を改め正すこと
となります。
トレーニング領域では、トレーナーがお客様の身体をチェックして、正しく関節が使われていなかったり、正しい身体の協調性がなっかたりするとそれを修正して、良い動きに正そうとします。
そのことをコレクティブエクササイズと呼びます。
いわゆる筋トレとはちと違うかも、、、。
筋トレする前に身体が歪んでると左右均等にトレーニングできないから、最初に修正しておきましょうねーという感覚が分かりやすいと思います。
私はこのジャンルを得意としています。
いわゆる筋トレの重い重量が苦手で持ち上げられない、、、、ってのは内緒にしておきます。
コレクティブエクササイズの目的が
左右均等にする事なのであれば
それ自体を左右均等にやる意味はないですよね、、、
では大切になるのはなんなんでしょうか!?
感覚
私のnote読んでいただいてる数人が
ドキッとしたでしょ❓
これは私に向けたメッセージかと、、、(笑)
感覚大切です。
ただこれはそんなに難しい事じゃなくて右やって、左やってーどっちがやりやすい!?
ただそれだけです。
ただ、そこに意識を向けずに回数を追ってしまう場合多いのではないでしょうか。特に宿題として出されたエクササイズなどは。
Aさん 毎日欠かさず10回ずつやりました!
私 継続は素晴らしい!!で、何かやって変わりました!?
Aさん よくわかりません(どやっ、やった事を褒めて褒めて!!)
私 心の声が聞こえるなー
エクササイズをやることが目的になってしまうのは勿体無い!と言うか宿題はやってくれてありがとう!!複雑!!!
マインドフルネスの文で書きましたが、身体への気づきってのは大切です。
それにプラスして、コレクティブエクササイズは感覚が全てです。ある動作をやってみてやる前より、やり辛く感じるのであればそのまま続けることは意味がないかもしれません、、、。
トレーナーが指示するエクササイズが完璧なわけではなく、お客様の感覚が大切って訳です。
もしやってみて感覚が悪い場合、別のエクササイズが必要になりますがそのネタ、引き出しが多いトレーナーは良いトレーナーかもしれません、、、
ゴリ押しでこれをやれーーーというトレーナーと比べて。
私はそれを理解した上でゴリ押しするときもあります(笑)なんでかって?全てに優先して基礎体力は必要と考えるからです。もちろん痛めたり、傷が悪化する様なことはさせませーーーん。
Functional Movement System
マニアックな話になりますが、トレーナーの中では当たり前の共通言語にファンクショナルムーブメントシステム(FMS)ってのがあります。
このセミナーに参加してから、、、
筋トレをしても身体の機能性は変えらないってことに気がつきました。そして修正していくには【感覚】が必要だと。
例えば、お客様が寝た状態で片足ずつ足を上げるとします。
右足の方が客観的に見て足が上がってるとします。ただ、お客様にどっちが上げやすいですか?もしくは高く上がってるのはどちらですか?
と聞いて左足と答えた場合は、優先すべきはその感覚です。
極端な例ですが、その感覚を大切にして何かしらの感覚入力を変えていくことをしなくては行けません。
こんなこと書いてますが、もし上記みたいなことがあったら結構トレーナーとしてテンパります(笑)
今できることはその事実を受け止めるということぐらいかも、、、勉強していろんな状態に対応できる様になりたいです。
上記の様なことが起こる一つの要因として、脳のインプットの仕方とその人が持っている真っ直ぐの感覚のズレ(前庭器官のなんかしらのエラー)があるんじゃないかと思います。ざっくりいうと筋肉の問題じゃなくて、脳の問題。
また出てきました脳、、、。のでこの脳の整理でマインドフルネスも注目してるわけですよね。
感覚良く!感覚意識して!!
言ってますがこれがうまくいかないのは100%トレーナーのせいです。すいません。
ただ、最終的に私が目指したいのはトレーナーに頼らないで1人でコンディショニングができる人を増やすってことです。どうか付き合ってください。
また、トレーナーや治療院に頼りきりになると自身の持った【感覚】の精度が低くなります。人に任せっきり、、、は避けたいなと。
トレーナーや治療院をうまく適度に使う!
って感覚が良いと思ってます。自分の身体のチェックは時に客観的視点が必要ですから。
ちなみにFMSを学んだ時は最強モードでした。(笑)
超絶どんな症例も治せる気でいました。それぐらいレベルが上がった気分!が、そんなに上手くはいかないですよねー
上手く活かすために色々思考して一つたどり着いたのが、、、
Postural Restoration Insititute
PRIとの出会いは衝撃的でした。
そのまま訳すと 姿勢復元研究所
人生変わりました。もはや『呼吸』の操り人形です。
もちろんFMSでも呼吸の概念は出てくるのですが、このPRIは眼から鱗でした。これ小学校教育に入れて欲しいって思ってます(笑)
PRIを紐解くのに一つの要素として、、、
人間の身体は左右対象じゃない!ってのがあります。
見た目は対象っぽいですよね?でも心臓は左寄り、肝臓は右側、胃や腸も一方通行の流れ、肺の構造も左右で違い、呼吸に使われる横隔膜も右は大きく、左は小さい。
って中身は左右非対称。
これが人間の姿勢に関与してきます。そもそも真っ直ぐってなんなん❓
ってなりませんか。背骨をいわゆる真っ直ぐに出来たとしても、内臓は不均等だから自然にしてたらどっちかに傾いていくと言うか、、、
このニュアンス分かりますか???(汗)
この事実を知った時あーーーーーーーーそうだったのかといろんなことが繋がりました。
マラソン中継見てて、この人なんで腕を均等に振らないんだろう❓
って小学校の時思ってました。
均等に降らないのが自然なんですよね。その人にとって。なぜなら上記の様な不均等さを人間は持っているから。
余談ですがマラソン中継が嫌いでした。父が良く見てたのですが、長いし、同じ様なシーンが続くので早く他の番組みたいなーって。(笑)
またスクワットをお客様にしてもらうと、大体右足体重に身体が流れます。トレーナーは後ろから見てるから良くわかる。これもなんでみんな右なんだろって不思議に思ってました。
怪我しないために、右に行きすぎの場合に注意しますが、、、
右に流れるのが自然なのでそれを止めるのは違うかも!?ってなりますよね
人間の身体っておもしろーーーーい!!!!!
いや、今日話がまとまらなすぎ、、、ドンマイ。
で不均等なのはいいんだけど、それの度が過ぎると怪我しますよね。言い方変えれば歪んでるってことなので、、、行き過ぎは戻し作業が必要。
その戻し作業は左右均等じゃなく、不均等にやる必要がある訳です。
話が主題に戻ってきた!
という訳で、、、
確かに回数を目指すトレーニングやコンディショニングも一定の効果は得られると思います。
ただ、目的がコレクティブエクササイズであったり、身体の不均等さの行き過ぎの戻し作業なのであれば回数の左右均等より、感覚が必要になってきます。
途中にもありましたが、人に任せきりは感覚を悪くします。
自分の身体、自分でしっかりコントロールしましょう!
セルフケアができる人が増えていくことが私の目標です。コミュニケーションとりながら身体の改善進めていきましょう!!
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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