天邪鬼Club’ @世間を“煽る”には、教養に乏しい人々の感情に訴えるのが効果的
◆ 興味深い驚きの調査結果ですね。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 有権者の52%、トランプ氏よりメディアを信頼 米調査 ⇒ http://bit.ly/2m7K4Pe ■ 党派別に見た場合、民主党支持者の86%がメディアをより信用すると応じていた。共和党の場合は同様の回答が13%で、トランプ氏としたのは78%だった。 米キニピアック大学が実施した今回の調査結果は、トランプ氏が過去2年以上にわたって積極的に行ってきたメディア攻撃の効果が支持基盤層だけではなく、広範な共和党支持者にも及んだことを示唆している。同氏は最近、メディアは米国民の敵とまで言い切っていた。 大卒の白人層でメディアをより信頼しているとしたのは55%で、反対の見解が37%。大学教育を受けていない白人層ではトランプ氏をより信用しているが55%で逆の回答は37%だった。
◆ まぁ、全体的には“そんなものかも”という気がしますが …
民主党支持層と共和党支持層では、こんなにも違うものなのですね。私は少し驚きました。
これはいわゆる“支持率の調査”というわけでもないようですが、メディアへの対応を関連させた支持率の調査として見ることもできそうです。[#支持率]
私は、外野席から冷静にトランプ大統領の“妙に強気な態度”を見ていて、全体的には支持率は低くても、一方では何か根強い支持も受けているのが不思議でした。
◆ 世間を“煽る”には、教養に乏しい人々の感情に訴えるのが効果的なのです。
私は、トランプ大統領を典型的な“ネトウヨ”と指摘しました。彼は、良識がなく、世間を煽ることしか関心がないと揶揄してきましたが、この調査結果は私の指摘と符合します。(→ 注1)
今回の調査で、世間を煽るのに効果的な対象の全体像も浮かび上がってきました。
トランプ大統領を支持しているのは比較的教養のない白人層に多い。教養豊かな人は、トランプ大統領の“煽り”を苦々しく感じているということ。[#煽り]
世間を煽るには、“教養”に乏しい人たちの感情を揺さぶるのが効果的。逆説的には、教養に乏しい人たちを良識と論理で説得するのは難しいということも言えそうです。
◆ 参考までに、最新の調査では、アメリカの大学進学率は約74%(→ 日本は51%)。
オーストラリアの大学進学率96%には及びませんが、アメリカも世界有数の大学進学率の国。つまり、アメリカには教養を身につけた人が多いのです。[#教養]
教養とは、学問や知識を身につけることによって養われる心の豊かさのこと。教養と大学進学率が正比例とするのは無理もありますが、ほぼ正相関していると見てもいいと思います。
アメリカでは教養の乏しい人たちは比率的には少数派ですが、彼らの“社会的パワー”は比率以上に強力なようです。彼らには、得体のしれないパワーがあるのです。[#社会的パワー]
だから、トランプ大統領の支持率が思ったほどには落ちないのですね。
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●(注1) トランプ氏がネトウヨということについては、2016.11.19のブログ 『世界初のネトウヨ大統領』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2g8QUkB]
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