天眼流’ @“3ちゃん産業”でさえも外国人なしではどうにもならない
◆ 実感として良くわかります。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 企業の7割で人手不足状態、特にサービス業で深刻 「給与水準が低いのに、労働時間が長いのが原因」 ⇒ http://bit.ly/2GLVfEM ■ 人手不足が依然として深刻だ。関東財務局が1月31日に発表した「人手不足の現状及び対応策について」によると、回答した234社のうち、70.5%もの企業が「人手不足感」があると回答している。また昨年よりも人手不足が深刻になったという企業は54.1%に上っている。 ▯ 「賃金上昇で定着率向上」「東南アジアからの人材受け入れ」で対応 ▯ ▯ 「飲食店では非正規不足で猫の手も借りたい状態」 ▯
◆ 要は、人口減の超高齢社会に入り、“働き手不足”が深刻になってきた。
景気が良くなってきたという認識では、状況を見誤ってしまいます。ぶっちゃけた話、“安い賃金で働いてくれる人が足りない”ということに尽きる。[#安い労働者不足]
私の地域では、時給800~900円で良ければ働き口に不自由はしません。ややこしい面接や特別な条件などもほとんどなし。どこも、二つ返事でオーケー。
仕事は誰にでもできる簡単なもの。高齢者でも外国人でも問題なし。“とにかく、来てくれ”の感じ。まじめに出勤してくれさえすれば、誰でもいいという状況。
◆ 前の派遣先の工場は、若い男はほぼ皆無の状況でした。
募集してもほとんど採用できなかったようです。そこで、高齢者とおばちゃんとベトナムからの技能研修生の戦力化に熱心でした。[#3ちゃん産業]
私は、じいちゃん・ばあちゃん・かあちゃんばかりが働いている様子を、“3ちゃん産業”と表現しました。(→ 注1)
それでも足りず、2~3年前からは、毎年10人単位でベトナムからの技能研修生を受け入れ、今年はベトナム人技能研修生が全部で30人になっていました。[#外国人労働者]
その他にも、近所の日本語学校に通うベトナム人が10人ほど働いていました。さながら、ベトナムの会社の雰囲気でした。
10日ほど前に鞍替えした新しい派遣先も、実は、状況は似たようなもの。
◆ 今度の会社は前の会社より少しだけ良い待遇。でも、まぁ、大同小異の範囲。
全部で40~50人の小規模工場ですが、自動化(→ 機械化?)が進んだ広くて小ぎれいな工場。福岡市内から当地に工場移転してまだ1カ月程度で、とにかく人が足りないらしい。[#人手不足]
工場現業部門は朝の7時から夕方5時まで生産ラインが動く。でも、機械のメンテ要員が確保できず、朝6時からの勤務の人が夜10時過ぎまで働いています。彼らは残業100時間以上になり、ブラック企業なみ。
私は、その機械のメンテが主な仕事で、午後1時から夜10時までの勤務。時間は変則的ですが、仕事はけっこう楽な印象。
会社は、午後1時から夜10時まで勤務の要員をあと3~4人ほど3月中に増やしたいらしい。でも、それがなかなか調達できないでいるという。
◆ ちなみに、その新しい派遣先にも、フィリピン人の若い男が3人います。
フィリピン人はことばの上達が早いようで、みんな日本語がけっこう上手です。いい青年という印象を受けます。
ベトナム人はまじめな印象を感じていましたが、フィリピン人もなかなかなようです。その前の派遣先には、ネパール人が大勢いました。これも、またいい。
わが国は、今や、外国人労働者なしではどうにもできない状況のようです。
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●(注1) “3ちゃん産業”や働き手不足のことなどについては、2018.1.18のブログ 『わが国は“働き手”が著しく不足してきた』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2rCmLBg ]
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