天の邪鬼’ @人は下り坂にはむいていないのです
◆ 昨日は“高良大社”の“奥の院”に行ってきました。
昨日はポカポカ陽気の休日でした。朝のパソコン仕事が終わったあと、“サンダーバード(→ 私のホンダズーマー)”で高良山の森林浴ツーリングに行きました。
それに、月に一度くらいは私のパワースポットの奥の院にも行っておかないと、私は落ち着きません。さもないと、私の神通力もかすんでくるというもの(これは、冗談)。
奥の院まではバイクでは行けないので、歩くことになります。最近は毎日の立ち仕事と歳のせいで、足腰がめっきり弱くなってきたので、歩くのもいい。[#歩く]
◆ ということで歩くのですが、奥の院までの登山道はかなりの急勾配のところもある。
最初は急勾配の登山道を下って奥の院に行くのですが、道は“ガレ場”に落ち葉が積もった状態で滑りやすくて歩きにくい。“おっかなびっくりのヘコタレ腰”でしか歩けない。
私は、中学と高校の頃は登山部。若い頃はこの程度の坂道は30キロ近い荷物を担いで小走りで下っていたのに、どうにも昔のようにはいきません。
ゆっくり歩けば危険はないのですが、膝がガクガクする感じで自分が不甲斐なくなってしまいます。参考までに、そんな時も“トレッキングポール”があれば安心です。
で、お参りしてバイクのところまで戻る時は、今度は、上り坂。これが意外に軽い足取りで上れる。足の力自体はさほど衰えていない。不思議な気分でした。[#軽い足取り]
◆ 人間の体は、下り坂を歩くようにはできていないのです。
歩きながらいろいろ考えた結論が、上のようなこと。つまり、人は歩く時は、多少なりとも“前傾姿勢”になります。前傾した方が勢いもついて歩きやすい。[#前傾姿勢]
うしろに“そっくり返ったような姿勢”では、早くは歩けません。バランスもとりにくくなるし、つま先が下向きになって力も入りにくく、余計に滑りやすくなります。
下り坂でも前傾姿勢になれば足元は少し安定しますが、そうなると走るしかないし、膝に大きな負担がかかります。この歳で下りで走れば、足運びが間に合わずに転倒する。
確かに、険しい山での転落事故などは、上りよりも下りの方が多いのです。
これは、何も、山歩きだけに限ったことではないのでしょうね。人生は、常に、少しだけ前のめりを心がけていた方が、安全だし、気が楽に違いありません。
坂本龍馬が死ぬ間際まで前のめりだったというのも、うなずけますね。