共感工房 “日本独自のわけのわからない規格はやめるのが得策”
◆ “50㏄未満の原付”云々の規格は、日本独自のわけのわからない規格です。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 原付きの新基準決まる 出力抑制の小型バイク―25年排ガス規制までに制度化・警察庁 ⇒ https://is.gd/cNggnJ ■
新たに導入される排ガス規制で「原付き(排気量50cc以下のバイク)」の生産が難しくなる問題で、警察庁の有識者検討会は21日、出力を抑制した125cc以下の小型バイクを、「新基準原付き」として扱うことが可能とする報告書をまとめた。
今後、現行の原付き免許で新基準原付きを運転できるよう、道交法施行規則を改正し、原付きの要件に「最高出力4キロワット以下」を加える。
◆ 欧米にもアジア各国にも、そんなわけのわからない規格のバイクはない。
“軽自動車”という規格も日本独自の規格ですが、現代は、日本独自の規格で素晴らしいと悦に入っていられる時代ではないのです。
現代は、何かにつけて“グローバル化”しなければ、やっていけない時代。各国のメーカーは、自分の国だけではなく、海外市場進出を目論んでいます。[ #グローバル時代 ]
当然です。せっかく技術があっても、自国だけで大きな成長をめざしても、それは、自ずから限界があるというもの。
◆ ちなみに、ベトナムではホンダのバイクは圧倒的な人気だとか。
ベトナム事情に詳しい人に聞いたところでは、ベトナム人の多くが“ホンダと言えば、バイクのことだと思っている”のだとか。[ #ホンダは高級バイク ]
ホンダのバイクのシェアはベトナムバイク市場で、8割以上もあるという。それなら、ホンダがバイクの代名詞になっているのも、うなずける。
ベトナムでは、休日などにはホンダのバイクに子どもや奥さんと3人乗りして、遊びに出かけるのがステータスになっているという。[ #ステータス ]
それなら、さすがに、50㏄未満のバイクではダメ。もちろん、ベトナムには“50㏄未満の原付”云々の規格はないし、当然、ホンダも、もう少し大きなバイクを売っている。
蛇足ですが、バイクに3人乗りは危ないが、それはそれで微笑ましい。ベトナムの経済情勢では、一家に一台の車と言うほどの国民所得でもない。まずは、バイクなのです。
◆ 実は、ベトナムにも中国のバイクメーカーが進出したらしい。
でも、中国製バイクは“安かろう、悪かろう”が合言葉のような状況だという。[ #安かろう悪かろう ]
ということで、中国製バイクは、ホンダ製バイクほどの“信頼性”や“経済性”を構築することが出来なくて、瞬く間に市場から追い出されてしまったようです。[ #信頼性と経済性 ]
ホンダのバイクは、市場でプレミアム付きでしか買えないとか。ホンダのバイクは高くても売れる。ホンダのバイクは“高くても、良い製品”という評判を獲得しているのです。
そんなこともあるので、日本も、グローバルな時代に無意味になってしまった50㏄未満の原付云々の規格はやめるのが得策です。
そもそも、一般国道を30キロでトコトコと走っていては、逆にスムーズな交通の妨げになるので危ないのです。