共感工房 “それは、あたりまえのことなのです”

◆ やっと、あたりまえのことが言える状況になったのですね。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 「金利のある世界」へ財政強靭化を 借金依存に警鐘―財政審建議案 ⇒ https://x.gd/G7rJO ■

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に向けまとめた建議(意見書)案が17日、分かった。

 日銀の政策変更で「金利のある世界」が訪れ、国債(借金)頼みの財政は転換点を迎えており、「財政を強靱(きょうじん)化させることが強く求められている」と強調。現行の財政健全化目標を堅持し、歳出改革を継続するよう求めた。


◆ 私は、そんな当たり前のことが言えなかったのも、あの“すっとこどっこいコンビ”のせいだと思っています。

 すっとこどっこいコンビとは、わけのわからないアベノミクスを金融財政面で支えてきた麻生ー黒田の両氏のこと。(→ 注1)

 小泉政権の頃は、不健全な金融財政では将来は真っ暗との危機感から、“プライマリー・バランス”が意識されていましたが、麻生ー黒田コンビはそんなのはお構いなし。[ #プライマリーバランス ]

 このご両人が主導した長年のトンチンカンな金融財政政策のおかげで、わが国の経済は無茶苦茶になりました。


 しかも、先進国のはずのわがの国の賃金が発展途上国(?)より下というオマケまでついてしまいました。これでは、如何ともし難い。


◆ それに、海外で事業を興す(主に、海外に工場を建設する類の取り組みなど)のも、円安ではやりにくい。

 終戦後は、“加工貿易”を錦の御旗に頑張っていた“輸出優良企業”たちの多くが、貿易摩擦の深刻化などで思うように輸出ができなくなりました

 ということで、彼らの多くは、最近は“消費地で生産する”戦略をとっています。自動車企業などはその典型でしょう。[ #消費地で生産する ]

 国内で事業を興すのはどうか。しかし、国内の事業では、安い賃金の外国人労働者も集められないので経営は行き詰る。


 そもそも、わが国には、安い賃金でも働いてくれる労働者が全然足りないのです。高齢者くらいしか働いてくれる人はいないのが実態だと思います。

 地方の賃金の安い内需型の企業などでは、パートや派遣の高齢労働者のオンパレードになっています。こんな有様の国に、将来性があるはずがないのです。

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●(注1)  “すっとこどっこいコンビ”ということについては、2014.05.14のブログ 『日本には良識のある通貨担当者がいない』をご覧ください。[→ https://x.gd/ZVrD2 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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