共感工房 “アメリカが日本にお灸をすえ始めました”

◆ アメリカ当局の為替に対する考え方は当然だと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 日本を再び「監視対象」に 介入、問題視せず―米為替報告 ⇒ https://x.gd/pQfm7 ■

 米財務省は20日、主要貿易相手国・地域の通貨政策を分析した為替報告書を公表した。多額の対米貿易黒字や経常黒字を抱える日本を再び「監視対象」に指定した。

 為替報告は、日本が多額の対米貿易黒字を抱えているほか、昨年の経常黒字の対国内総生産(GDP)比が拡大したと説明。一方で、為替介入については「極めて例外的な状況に限り、適切な協議を踏まえて実施されるべきだ」との認識を改めて示した。


◆ 発展途上国と先進国は経済政策のスタンスが違うのです。

 発展途上国は、資源があればその資源を外国に売れば儲かる。資源がなければ、“安い人件費”を利用して“加工貿易”で外国に製品を売ることで儲けることも出来ます。[ #加工貿易 ]

 日本は、先進国のはずなのに、未だに安い人件費に固執し、加工貿易で世界を渡り歩こうとしています。この10年ほどの為替政策は、基本的にそんな発想でやってきました。

 この惨状は、麻生財務大臣ー黒田日銀総裁のすっとこどっこいコンビが長期にわたって推進してきたトンチンカンな為替政策の結果なのです。


 おかげで、日本人の賃金は先進国最低で、まだG7にも入れていない韓国や台湾などの新興国にまで追い抜かれてしまいました。情けないことこの上ない。[ #先進国最低 ]


◆ 日本は、“発展途上国”ではないという自覚が大切なのです。

 発展の途上なら、“当面は賃金は安くてもいい、外国に完成品を売ることに注力し(つまり、貿易黒字を増やす)、まずは国を豊かにしていこう”という考え方もできます。

 でも、いつまでもそんな考え方をしていたら、日本人の生活は永久に向上しない。安月給で働かされ、生活は苦しくなるばかり。田舎では、“Wワーク”も普通の現状なのです。[ #生活苦 ]

 日本人のくらしを苦しくした張本人の麻生財務大臣ー黒田日銀総裁の二人も、やっと引退しました。引退すれば、為替当局に対する影響力はほとんどないはず。

 この際、アメリカの懸念を払拭するためにも、為替政策の王道に戻る思い切った金利を上げるなどの為替政策のギアチェンジが必要だと思います。[ #為替政策の王道 ]


 金利を上げれば、当然、膨大な国債の支払い利息も増えますが、それはそれで、別の対策を考えればいい。と言うより、それしかない。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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