目安は目安でしかない ～教育費

子どもの教育費を調べると、進路別にまとめてあるサイトがいくつもある。有難い。それを目安に準備していた。準備にジュニアNISAも利用している。

ジュニアNISAは18歳まで払い出し制限がある。災害等やむを得ない場合には払い出しができるが、基本的にはできない。まとまったお金が必要になるのは大学入学時になるので、18歳まで払い出しできなくても問題はないと思い利用することにした。とはいえ、払い出し制限は気になるので非課税枠をフル活用はしていない。

息子は現在小学生。不登校予備軍だ。わたし自身に保健室登校の経験があり不登校もアリだと思っているが、息子には「1日1回は登校しよう」と声をかけている。保健室登校でも図書室登校でもいいので。息子から強い反発がある時もあるが、色々と考えて考えて今はそうしている。まぁそれはいいとして、不登校を悪いとも問題とも思っていないが、わたしが不登校をサポートできない現状は問題があると思っている。

不登校になった場合の支出を試算したら月5万だった。民間のフリースクールが約3万円、送迎サービスが約2万円、塾代が約1万円……5万円ではなく6万円じゃないか。給食がないから昼食も入れたら6万円以上じゃないか。
保護者の送迎が必須の場合は送迎サービスの利用はできないので、仕事をやめるか転職するか何かしなければならない。

当然のように、不登校児の中学進学が気になる。

①公立中学に進学し不登校
・フリースクール×塾
　塾代は小学生に比べ中学生の方が高くなる
　フリースクールの送迎が不要になることも
・N中等部、授業料に交通費…確実に支出が増える
②支援が手厚い私立中学に進学
・授業料に交通費…確実に支出が増える

我が家は以前から育児相談をしていてそれがカウンセリングの役割も担っているが、利用していない方は保護者と子にそれぞれカウンセリングが必要だと思っている。
調べたら1人1回60分で6千円～2万円と様々だった。
カウンセリングや金額に抵抗があるなら、①学校②学校のスクールカウンセラー③役所の育児相談　のどれかに相談するのが最初の行動がしやすいと思う。

中学がダブルスクールか私立だとしたら、12歳でまとまったお金が必要になる。だとしたら、18歳まで払い出しができないジュニアNISAの利用は見直しが必要だ。

不登校にはお金も人も必要で、わたしはどちらも厳しい。不登校をサポートできない現状に問題があると痛感している。

教育費の目安は不登校費用を考慮した数字ではないし、お金がかかるのは医師を目指す子だけではない。「目安は目安でしかない」という当たり前のことに気づく。

すべての子が、安心して楽しく学べますように。愛をこめて。