肩甲上腕関節靱帯について part2
昨日の続き
肩甲上腕関節靱帯は、いろいろありましたね。
もう少し深掘りしていきます。
上関節上腕靭帯(superior gleno-humeral ligament) 略して(SGHL)
近位付着は二頭筋長頭が付着しているすぐ前の関節上結節付近。
関連する関節包と一緒になって、
遠位では小結節の上で上腕骨解剖頚に付着している.
SGHLの繊維は、2つあり、斜め繊維と直線?繊維に分けられる。
直線線維は、関節窩から発生し、上腕二頭筋の長頭の腱とより平行な結節に向かう方向に平行。直接繊維の一部は、二頭筋溝の下側面に続き、そして上腕横靱帯の上部分を形成する。
斜めの線維は、上腕骨結節から生じ、上腕二頭筋の長頭の腱の関節内部分を覆い、上腕骨半靭帯の下に上腕半円靭帯に挿入されます。
外転0 °に保持しているときの内転、SGHLは関節窩に対する上腕骨の前後移動を妨げる。
・中関節上腕靭帯(middle gleno-humeral Iigament) 略して(MGHL)
近位では関節窩前縁の上〜中面に広く付着する.
靭帯は関節包前部および肩甲下筋健と一緒になり,解剖頚の前面に沿って付着している.
ビュフォード複合体は、前上部唇層がない紐状のMGHLがある一般的な変種である。(この辺は、また別で)
外転45 °に保持しているとき外転を伴う外旋の場合、MGHLは関節窩に対して上腕骨の前方および後方への並進に抵抗する。
下関節上腕靭帯(inferior gleno-humeral Iigament) 略して(IGHL)
AIGHLは腕を90 °に保ったまま外転および外側回転の場合、
関節窩に対する上腕骨の前後方向の並進に抵抗する。
PIGHLは腕が内転および内旋に保持されていると、
後方 - 下方への並進に抵抗します。
三つの靭帯の肩甲上腕靱帯のうち、IGHLは最も損傷を受けやすいようです。
【参考文献】
・カパンディ
・筋骨格系のキネシオロジー
・The Glenohumeral Ligaments: Anatomy, Clinical Presentation, and Review of the Literature
・The middle glenohumeral ligament: Normal anatomy, variants and pathology
・Anatomy of the superior glenohumeral ligament
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