肩関節の動きとは?

肩関節は

すべての人体関節の中で、もっとも可動域が大きい関節である。(いわゆる球関節)である。

自由度が3度あり、前額面・矢状面・水平面とあらゆる方向へ動かすことが可能です。


・屈曲(flextion)  180° ↔ 伸展(extension)50°
 屈曲は、軸回旋を伴った180°外転位である。(コッドマンの逆説)


・外転(abduction)180° ↔ 内転(adduction)30°
 内転は、純粋な内転動作が不可能であり、
 伸展+内転→わずかであり、屈曲+内転→30〜45°ある。

外転は、前額面で動く純粋な外転動作は、ほとんどない。
0〜60°  →肩関節のみ
60〜120° →肩甲胸郭関節で動きを補填
120〜180°  →肩関節・肩甲胸郭関節・体幹対側への側屈が関係

・外旋(external) 80°  ↔ 内旋(internal) 100〜110°
 基本肢位は、肘を90°屈曲した肢位であるが、腱板筋の均衡が取れた30°内旋した肢位を生理的基本肢位とされることがある。
外旋は、90°までには達しない。
内旋は、体幹が邪魔をするので、屈曲+内旋 or 伸展+内旋動作になる。

外転90°で回旋動作を伴うと(いわゆるセカンドポジション)、
2nd内旋・外旋と言われる動きを行う。

屈曲90°で回旋動作を伴うと(いわゆるサードポジション)、
3rd内旋・外旋と言われる動きを行う。



【参考文献】
カパンディ


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