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ヤマドリ珈琲の12ヵ月(2020年版)
今年も残すところあとわずか。これを書いている今はヤマドリ珈琲の年内最終営業日です。ここでヤマドリの12ヵ月を振り返りたいと思います。
■マルシェ・イベント出店
今年はマルシェやイベントが軒並み中止となりました。出店はこっこ市の4回と写真ギャラリーさんのクリスマス企画展だけ。
地元の芸術祭「いちはらアート×ミックス」は来年春に延期、去年出店した取手市の「取手アートパス」「ひだまりのひマルシェ」は両方とも中止となり取手の皆さんにお会いできず残念でした。
ヤマドリ的には出店は宣伝目的として捉えているので、まだお店としての認知度が低い状態で開催中止が続くととても厳しいです。また、ヤマドリ珈琲の売りでもある焚火焙煎ワークショップも今年は一度も開催できませんでした。
■ドリップバッグが売上を支える
ドリップバッグは今年前半までほぼ様子見で、「郵便で贈れるドリップバッグ」ぐらいしか出していませんでした。卸先さんより依頼を受け手を付け始めたのは5月下旬。その経緯は「ドリップバッグ案件いろいろ」にまとめています。
初めての案件&大量注文で緊張しつつも、えいやっ!とやってみると、案外自信が付くもので。その後は怒涛の勢いで展開しました。
コロナ禍でドリップ提供ができなくなった大学食堂から定期的に注文を受けたり、福祉作業所が作るお菓子のギフトセットに組み込んでもらえたり、個人さんから退職時のご挨拶ギフトとして使っていただいたり、などなど。最終的に今年後半の売上を支えてくれました。
発注数の多さに10万円以上もする粉末充填機まで購入してしまいましたが、これが正解だったようで作業効率がぐんと上がりました。なぜ早く買わなかったんだ…。
■地域や作家とのコラボレーション
このnoteで散々書いている珈琲の欠点豆を利用した染め物の制作(染織作家との共同開発)はもちろん、お菓子屋さんと地域おこし協力隊と一緒におやつセットを作ったり、福祉作業所で作っている可愛いお菓子を取り寄せてマルシェやオンラインショップに出してみました。
他にも複数地域とのコラボレーションとして水面下で進めている企画があり、来年春までにはご紹介できそうです。
■焙煎所の改修
春の緊急事態宣言の最中、焙煎機の導線を改善していただいたり、工舎の壁に巨大壁画を描いていただいたきました。壁画は道路に面しており、車やバイク・自転車で通りすがる人が、なにこれ?という風にスピードを緩めて眺めることも。
ちなみに、先週行われた「いちはらアート×ミックス2020+」のオンライン企画発表会ではその壁画&勝手口がドーンと映し出されています!(39:05辺り~)
■人との出会い
今年は人との出会いが多くあり、助けられました。共同でものづくりをしたり、ヤマドリに人を紹介してくださったり、ドリップバッグを友人・知人・会社の人達に配って宣伝してくださったり。
なぜか先月末から初めてご挨拶する方が多く、一昨日まで開催されていたクリスマス企画展では出店している作家さん達とも仲良くなれました。(しかもヤマドリが不在の日に作家さんがヤマドリに代わってお客さんにヤマドリの珈琲豆を紹介していた!)
おかげさまで、今年はたくさんの方に「今年もお世話になりました。良いお年を!」を言う事が出来ました。コロナ禍の元、人との物理的な繋がりが断たれたようで、物理的でない繋がりに助けられた一年となりました。
来年は地域や人との繋がりを大切にしていきたいですね。そしてヤマドリも誰かと誰かを繋げられるような役割になれたらいいなぁ。
では、また今度!