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はじめまして、ヤマドリ珈琲です!

はじめまして。千葉県市原市の里山で廃校となった小学校に珈琲焙煎所を構えている「ヤマドリ珈琲」です。この度、ヤマドリ珈琲の日常をお伝えするnoteを始めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

月出という静かな地域

ヤマドリ珈琲の前に「月出」という地域を説明する必要があります。月出は千葉県市原市の南部…いや、千葉県民っぽく言うと、チーバくんの内臓あたりです。

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小湊鐡道の月崎駅といすみ鐡道の大多喜駅に挟まれた丘陵。サイクリストやバイカーはもとより、地元周辺の方からも訪れる機会があまりないとよく言われます。月崎駅から地磁気逆転の地層(チバニアン)に向かい、さらに山あいへ。狭く険しい坂道を登りきった先に小さな廃校があります。

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ここは旧月出小学校。明治、大正、昭和、平成の時代に卒業生を送り出してきた歴史のある小さな小学校です。現在はみんなでつくる新しいがっこう『月出工舎』として生まれ変わり、その一角に焙煎工房が設けられました。

プールの中にそびえ立つ土の彫刻。芸術祭や雑誌掲載で見覚えのある方もいるのでは?これは、月出工舎のディレクター岩間賢氏による「うたつち」という作品です。月出工舎のアイコンとなる作品となりました。

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周辺はチバニアン、森ラジオ ステーション、大多喜の某薬草園蒸留所に囲まれた地域ですが、先ほども申した通り人通りの少ない、いや、全くいない静かな環境です。

ヤマドリ珈琲ってどんな店

ヤマドリ珈琲は2019年の秋に立ち上げました。豊かな自然とアートに囲まれた月出の森に流れる穏やかなリズムを表現できるような味と香りを目指して、日々研鑽を重ねています。

焙煎工房

ヤマドリ店主(焙煎人)は元々はITエンジニア。
ITエンジニアにはよくある話ですが、趣味が高じて珈琲の焙煎人を目指していたところ、かねてからボランティアスタッフとして登録していた『いちはらアートxミックス』の会場の一つである月出工舎の2018年度WIR(ワーク・イン・レジデンス)事業に運よく採択され、業務用焙煎機による焙煎を始め、現在に至っています。

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焙煎機はフジローヤルの半熱風式5Kgと250gの釜を使い分けています。
珍しい色の大きな釜(R-105)は兵庫の珈琲屋さんから譲っていただきました。小さな窯(DISCOVERY)はごく少量の注文やテスト焙煎として活用中。

手編焙煎機_2

他にもアナログな手網や手廻し型の焙煎機が複数あり、これらは焚火焙煎ワークショップで使います。

ヤマドリ珈琲の変わった取り組み

自家焙煎やマルシェ・イベントの出店、卸売も承りますが、他の珈琲屋さんでは見かけないめずらしい事もやります。

1)焚火焙煎

焚火焙煎

※ 出張焚火焙煎ワークショップ@東京藝術大学(取手)にて

焚火焙煎は私達ヤマドリ珈琲が力を入れたい分野です。
生豆と焙煎機を選び、焚火台でアナログな珈琲焙煎を楽しむことができます。焼きたての豆で淹れた珈琲はいつもとはまた違った味わいに。もちろん余った豆はお土産としてラッピングしてお持ち帰りできます。

また、せっかく焚き火を起こすので、食材を持参いただければ、マシュマロを焼いたりホットサンドを作ったり、ちょっとしたキャンプ気分を味わうことも可能です。さらにお時間があれば、薪割り・火起こしから一緒にやりたいですね。

詳細・お申込みはこちらから。

2)珈琲豆の染織(欠点豆の有効活用)

珈琲バッグ_7

珈琲屋さんの食品ロス対策?ハンドピックで出る欠点豆を使って染織したバッグを作りました。月出工舎の焙煎工房(1階)と染織工房(3階)の共同作業です。

珈琲バッグ_5

媒染によって色味が異なるのが面白いですね。茶がチタン媒染、濃茶が鉄媒染です。

このバッグは今年3月20日から地元で開催される「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020」にて販売します。そう、焙煎所が入っている月出工舎はこの芸術祭の会場なんですよ。ヤマドリ珈琲も会期中は月出工舎でコーヒースタンドと焚火焙煎ワークショップやります~。(←便乗宣伝)
【2020/02/28:追記】芸術祭の開催は延期となりました。

ヤマドリ珈琲では、ハンドピックで出た欠点豆をほとんど廃棄することなく有効活用しています。有効活用に関する詳しい説明は後ほど記事を書きます。お待ちください。

noteでこんなことを発信します

・取り扱っている珈琲豆のこと
・マルシェ・イベント出店の日記
・珈琲屋さんの日常
・月出工舎の取り組み
・南市原という里山地域の事
などなど

どうぞよろしくお願いいたします!



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