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"be strong"
"be strong" Netflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマ「Giri/Haji」で心に残った言葉である。2020年が明けて2021年になって最初に心に残ったのが任侠ものの映画というあたりは自分らしいというかなんというか。
「Giri/Haji」は、警察官の兄とヤクザの弟を中心としたお話で、死んだ弟がイギリスにいるらしいという設定で兄が弟をイギリスに探しにいくという話で、話は任侠だが舞台も映像の作り方も海外映画のような感じである。
ちなみにこの作品は、英国アカデミー賞テレビ部門で兄役の平岳大さんが主演男優賞のほか、助演男優賞、キャスティング賞など6部門にノミネートされていたらしく。平さんの受賞を逃したが、「Giri/Haji」からはウィル・シャープが助演男優賞を受賞したということで、結構話題になった作品のようだった。
作品の中では、もちろんヤクザとイギリスのギャングの世界が描かれているんだけど、刑事とヤクザという正義の通し方、つまりは仁義にまつわるエピソードであったりとか、家族にまつわることこと、セクシャリティーやドラッグなどについてだったりの任侠映画の中にいろいろ盛り込まれていて面白かった。
"be strong"はその中で出てきた言葉で、確か日本語の字幕では”強くあれ”と書いてあった。海外の作品なので、英語と日本語が行き来する中で、こういう言葉と出会うのは新鮮というか、ひとつの言葉から様々な意味、意訳を考えるのは面白いなーと。横道に逸れるが作品の翻訳というのはそれはそれで骨の折れる作業だし、それ自体で作品を作り上げるようなこともあるんだと思う。
2020年はみんなにとって大変な年だったと思う。程度はあれみんなそうだ。乗り越える問題は様々で、だからこそ2021年の幕開けは希望の願いに溢れたことだろう。そんな日でもあって、"be strong"という言葉が物語のストーリーと共に、ずしりと残ったのかもしれない。
"be strong"
Netflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマ「Giri/Haji」