それ以外にないので、寝るとする。
少し具合が悪いだけで、何かあるんじゃないかと思ってしまう。こんな世の中、こんな世界ではしょうがないのかもしれない。誰かに染したらどうしようなんてことを考える。もやしもんみたいに菌が見えたらいいのにっていうつぶやきをみて、本当にそうだよなって思った。でも見えないのだ。だから自衛するしかない。自衛それが誰かを救うことになる。
新感染とかの映画にしても、ウォーキングデッドとかのゾンビとか、果てはキョンシーとか、増大していく系の映画ってすごいいっぱい存在しているし、今まで山程見てきたけど。実感を持ってみたことって今まで一度もなかったように思う。多分。思想とかそういうものによって汚染されていくような状況とかは多少なりともあったかもしれないけど、どういう意味ではないとして。初めての体験をしている。
もしかしたら自分はすでに菌を保有しているかもしれない。そう思うとできるだけ大事な人に会わないようにする。少しでも距離を取ろうとする。それが何よりも大切なことだから。そんなことを考えたりしたことはなくて、こういうことなのかと割と冷静に思ったりした。
忘れっぽくてこういう経験が次の何かに繋がるかはわからないのだが、多くの人がこういった体験をしたことは、長い人類の歴史においてはよかったのかもしれない。いや歴史の谷間にいるだけど、何度となくこういったことはあったのかもしれない。
今少しだけ具合が悪い。ではどうするかといえば、ちゃんと食べていっぱい寝るしかないのである。それ以外にないので、寝るとする。