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カウンセリングにて

生きているのが申し訳なかった。
せっかく無理して入った大学で統合失調症になり、なんとか卒業したものの、就活がうまくいかなかった。
時々バイトはしていたけど、生きる希望が見つからなかった。その時のんでいた薬はわたしの体には合わなくて、どんどん太っていった。
太ってる自分には価値がない、早く痩せるか終わるかにしないと、と焦った。
焦っても、食べることはやめられなかった。
だから泣きながら嘔吐をしていた。もうやめたい、やめたい、ガリガリじゃなくていい、人並みに痩せたい。
でも、痩せてもいいことあるのかな、わたしの人生なんか、もう…。わからないけど、太ってるよりマシなはずだ。
いろんなことを考えながらの過食嘔吐だった。
20年近く、リアルでは誰にも言えなかった。
恥ずべきことだと、そして、自分の努力でどうかしなきゃいけないことだと思っていたからだ。

今日はじめてカウンセラーに過食嘔吐だったことをちゃんと言えた。

遅すぎるかもしれない。
今更かもしれない。
でも、わたしはようやく正しく食べることと向き合えたんだと思う

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