久々に大きな猪を捕獲
今年は猪があまりいない?
秋口から年末にかけて猪の出没が相次ぎ、やはり猪が激増してきたなというような話がそこかしこで聞かれていた昨年。今年もその調子で猪が出没するのだろうと思っていたら、年明けからガクっと出没回数が減り、個人的には2月の捕獲は0匹となりました。
まあ、有害駆除なので出没回数が減ること自体は喜ばしい状況なのだけれど、巷で聞かれる「CFS(豚熱)」の影響がここまで来たのか?という不安は感じざる得ないところ。
もし「CFS」であれば、猟師としては色々と考えなければならんのですが、果たしてそうなんでしょうか・・。
孟宗竹の豊作
今年は、自分が捕獲をしている地域の孟宗竹の筍が大豊作。そして豊作だけではなく、昨年12月末頃か筍の発生が始まり、状況的には「発生時期がひと月ほど早いうえ、稀にみる大豊作」といった感じになってます。
筍の食害も昨年末には既に始まっていて、現在は落ち着いてきてはいるものの、まだまだ大きく育った筍がたまに食害にあっている状況です。
放置竹林の多い地域であって、結構な山奥にも大きな孟宗竹林が多いこともあって、猪社会でも長いこと「筍フェスティバル」が開催されているんだろうなと今日この頃なのです。
3月2頭、4月3頭
確かにふだん罠を設置している場所では、以前に比べると気配が薄く感じることが最近よくあります。獣道筋も薄いしフィールドサインも少ないので「こりゃいないな」と感じることもしばしば。
ただ捕獲頭数だけを考えてみると、自分の実力から考えればこんなもんなので、特に減りまくっている感じではないんですよねぇ。
3月・4月に捕獲した猪
発情期のオス猪は臭い!というのは「猟師あるある」なので猪の発情期については、猟師は当たり前のように覚えます。笑
ちなみに3月の2頭、4月の2頭はほぼ20~30キロ程度の個体で、たぶん昨年春に生まれた猪、そして4月末に捕獲した猪は、オスで80キロほど。既に発情期から2か月ほどが経っていることを考えてみると、捕獲した猪のサイズは結構合点がいく・・ま、あくまで個人的にですけどね。笑
CFSは心配だけども
今回大きなオス猪が掛かった罠は、設置から1か月以上音沙汰がなかった罠。つたない経験値から推測だけど、今回の猪は発情期が終わって広範囲に動き始めた雄という印象。
CFSの影響については、今後も注意をおいておく必要はあると思うのだけど、現状で猪の姿をしっかり捉えられていないのは環境の変化に自分の方がついていけてないという方が正しいような気がしていたり。
そろそろ陽気もよくなってきて、罠設置には苦労する時期になってくるけど、引き続き地道にやっていこうと思います。