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あなたにとってボディワークとは… 目的?それとも手段??
私は学生時代、語学を専攻していました。
その時代、先生たちがよく
「語学は手段だからね。」
とおっしゃっていたのを今になって懐かしく思い出しています。
私を含め同級生はだいたいその国の歴史や文化に興味があり、「芸術作品を理解するために」、当時は英語があまり通じなかったので「いつか旅行した時に困らないように」、あるいは「これから日本とのビジネスも拡大しそうだし、就職に役立ちそうじゃない?」など、ざっくりでも目的があって、その手段として語学を習得したいという人がほとんどでした。
語学そのものを極めたい!研究したい!というわけではない人が多かったので、マニアックな文法の授業(なのに必修!)では船を漕ぐ人が続出笑
(中にはその語学を極めて専門家になってしまった同級生もいますが。)
この「手段としての語学」というのが、ピラティスやヨガなどのボディワークにも通じるなあと思います。
ボディワークは多くの人にとって何かを実現するための「手段」なのではないでしょうか。
引き締まった美しいボディのために
痛みのない快適な体のために
できるだけ長く自分の脚で歩いていられるように
ダンスなどのパフォーマンスを上げるために…
実現したいことは人それぞれ、様々です。
しかし、なにか目的があって始めたボディワークも、レッスンに慣れてくるとだんだんレッスン内でできないことがものすごく気になってしまう人がいらっしゃるようです。
あのポーズができない、このエクササイズができない…
「できないこと」をとても悲観的に捉えてしまう人は、ポーズやエクササイズが美しくできるようになること、それ自体が目的になってしまっているのかもしれません。
あるいは誤解を承知で言うと、承認欲求を満たす手段になってしまっている。
このポーズができる私、すごいでしょ!
このエクササイズだってできるんだから!
見て!!
褒めて!!
こうなってしまうと、「できないこと」は憎むべきことでしかない。
しかし…
「できないこと」は、決して憎むべきことではなく、今のあなたの体の状態を教えてくれることです。
ここが弱い、ここが硬い、など。
そして「できないこと」にはだいたい原因があります。
ここに余計な力が入っている、ここに全然意識が向いていない、など。
そう考えると「できないこと」は憎んだり、悲観すべきことではなく、今後何を意識してどうトレーニングしていけばよいかのヒントをくれるありがたい存在となります。
また視点を変えて、「できないこと」はあなたの「実現したいこと」にとってどのような位置付けになるかを考えてみてください。
できるようになることが本当に必須??
もし必須でなければ、
「ま、いつかできるかもね、できたらうれしいね」
と深く追求しない、という手もあります笑
そもそもなぜボディワークを始めたのでしょうか?
そのポーズやエクササイズができるようになること、極めることが目的ではなかったはずです。
あなたにとってのボディワークは、目的?それともただの手段?
手段だとすれば、うまく行かない時は手を変える、という方法もありますね。
ただの手段に心惑わされることがないように、上手に使っていきましょう♡