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「半身」と「半身」で「全身」 ダンス基礎基礎WS Part3 第4回 「両脚⇄片脚ジャンプ、半身の意識」
ロルファーユキ先生によるダンス基礎基礎WS、移動がテーマの Part3は早くも第4回!!
今回のテーマは「両脚⇄片脚ジャンプ、半身の意識」でした。
満を持して「半身」
前回は両脚で跳んで両脚で降りる「スーブルソー」や「シャンジュマン」といったジャンプを見ていきましたが、今回はさらに進んで、両脚で跳んで片脚に降りる「シソンヌ」 や、両脚で跳んで片脚を伸ばしまた両脚に降りる「アッサンブレ」、さらに片脚に降りる「ジュッテ」ができるようにしていきます。
名前の付いたジャンプを跳ぶ前に、まずは体の中心に軸を集めながら、両脚で跳んでクペのポジションに降りる練習。
今まで散々練習してきた「軸」や、「トングを掴むように」中心に集めることが肝心です。
そして今回面白かったのが、背骨を挟んで右と左に、シリンダーがそれぞれ一本づつあるような、「半身」が2つで全身になる、そんなイメージを持ちましょうということ。
これまでのWSで「軸脚を長く」「背面を長く」「首の後ろを長く」といった意識ポイントがさんざん出てきました。
これらの意識ポイントをきゅっと1つにまとめたのが「半身」の意識です。
体を立体的に捉えられ、ちゃんと体を支えてくれるイメージが持てました。
だからと言っていきなり「半身」ではこの感覚は得られなくて、「軸脚を長く」「背面を長く」「首の後ろを長く」などが少しづつモノになってからの満を持しての「半身」です。
実際のバレエのレッスンでどう生きる?
ワークショップ直後に参加したのは、振り付けが少し難しく、テンポも早いレッスン。
1番でプリエして、そのまま片脚をタンジュに出して、プリエに戻ってくるというのが出てきたのですが、支える半身が高いところにいたおかげで脚を出してもしまっても、いちいちグラグラしないで済む感じでした。
また、速いテンポのジュッテでも自分比5番にちゃんと入りやすかったです。
センターのアレグロ、この調子ならうまくいきそうとほくそ笑んでいたのですが、2つやった2つとも、テンポが早くて長いだけでなく、私が今までほとんどやったことがないパがサラッと織り交ぜられていて、半身を意識できる余裕もなく混乱のうちあっという間に終わってしまい撃沈でした…。
ゆっくりならできるかもなのになあ…泣
もうちょっと練習を重ねて早いテンポでも意識できるようにしたいです。
そして後日参加したのはもう少しやさしいクラス。
ちょうど先生が重心移動ブームだったらしく、ワークショップで習ったことを実践に活かすのに最適な感じでした。
以前ワークショップでも取り上げられた「タン・リエ」の応用編で、クロワゼ方向にタンジュで出した脚に重心を移しつつ、エファッセに向きを変え、軸脚だった脚が1番を通って前に出る、という動きが出てきたのですが、これがまさに片側の半身からもう一方の半身に重心が移る動きで、初めてやったことではあったのですが、なかなかいい感じにできました!
他にも、エカルテにデベロッペで出した脚をトンベで下ろしパドブレにつなげる動き、これ、どうもよくわかっていなかったのですが、重心移動と半身のイメージでようやく掴めた感じがします。
そしてこの日はワークショップでもやったジャンプ、「アッサンブレ」と「ジュッテ」を動きを分解しながら丁寧にやってくれました。
レッスンの最後、先生が
「ゆっくりならちゃんと重心意識して、集めて跳べるようになってるから、テンポが速くなったとしても同じだよ。
自信持ってやってね!!」
と励ましてくれました。
え?
先生、別のクラスで私が撃沈したの、知ってるの?!となりました笑
ゆっくりができればそのうち速くなってもできます。
が、ゆっくりでできないことは速くなったらもっとできません。
ゆっくりじっくり、できることを増やしていくワークショップ、Part 1の募集がそろそろ始まるようです。
趣味でダンスを楽しむ人、ダンサーさんをクライアントに持つ運動指導者のみなさま、美しい脚のラインを手に入れたいあなたにオススメです♡
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https://dancebasics.mystrikingly.com