背面の意識で思わぬ効果!ダンス基礎基礎WS Part 2 第3回 「アームスと頭、”ひきあげる"」レポート
バレエのレッスンでよく聞く注意、「引き上げて」。
もしかして体の前面だけビローンと伸ばすようにしていないでしょうか?
「引き上げる」のに大切な意識は「背面」です。
ロルファーユキ先生のダンス基礎基礎ワークショップ、上半身に特化したPart 2の第3回は
「アームスと頭、”ひきあげる"」
がテーマでした。
背骨はまっすぐではない
首の後ろに手を当ててみると、首の骨が前にカーブしていることがわかります。
反対に、背骨の胸の部分は後ろにカーブしています。
このカーブがある背骨を無理矢理まっすぐに伸ばそうとすると、前か後ろ、どちらかが詰まったようになってしまいます。
そこで
首の後ろは長く
肋骨の背中側は丸く
と、カーブしていることも合わせて認識しておきます。
この意識があると、不思議なことに引き上げようと頑張らなくても自然に重心がすっと上がるような感覚が味わえます。
そして、この意識をキープしながら動けるようにワークショップではいくつかの体位でエクササイズをしながら確認していきました。
丸い肋骨に対して、肩甲骨がどんなポジションにあるか、このイメージも大切です。
イメージと体感を丁寧につなげていき、さらにそれが正しいポジションか、先生に丁寧に見てもらえるので、「これがこの感覚!!」と納得感があります。
まずはピラティスで驚きの効果!
生徒として受講するバレエのレッスンより前に何本か、私が指導する側でのピラティスのレッスンがありました。
要所要所で
首の後ろは長く
肋骨の背中側は丸く
この意識を受講生のみなさまにしていただくと…
肩が上がりがちな人の肩がスッと下がり、
体幹部の安定性が増し、
さらに、
二の腕を使えた!!
とビックリする人が続出。
首の後ろと胸の後ろ、背中側の話をしていたはずなのに、なぜか
お腹痩せに効果ありそう!!
二の腕の振り袖、とうとうサヨナラできるかも?!
とみなさまの期待が高まりました。
そしてバレエのレッスンでも…
さて、満を侍してバレエのレッスンに参加したところ…
ルルベ、アンオーでキープした時、背中側が意識できると、足指の付け根あたりに重心が集まり、スッと立てる印象がありました。
私のバレエの先生、ルルベアンオーでバランスなどしてるとニヤリと近づいてくることがあるんですよね…
それだけならまだしも、たまに肩のあたりを指でツンとつついたりするんですよ…
まあ、たいがいは笑ってしまってかかとが落ちるのですけど、
「来やがったな!!」
と覚悟して、足指の付け根、丸い背中、首の後ろを長く!!
と意識し続けたら、なんとか耐えることができました笑
そして
「いいじゃなーい」
と満足そうに去っていく先生。
勝った!!
と思いましたね笑
もちろんこんな特殊なケースだけではなく、例えばシャンジュマンなどの小さいジャンプや、シソンヌなど少し大きなジャンプ、あるいはピルエットで回るときなど、背中が意識できたことで安定し、助けられたことが多々ありました!!
背骨の形状など、ピラティスインストラクターの養成講座でも習うことで、ある意味当たり前といえば当たり前です。
が、この当たり前の知識がバレエに生かされていたか?というと、あれ…?という感じです。
多くの人が普通に知っていること
簡単に意識できること
それをどうダンスに活かすのか、そんなことを探っていくダンス基礎基礎ワークショップ、運動指導者はもちろん、伸び悩みを感じているダンス愛好者にぴったり。
下半身に特化した「ダンス基礎基礎ワークショップ Part 1」第1期の募集は既に終了、好評開催中です。
まもなく第2期の募集が始まります。
是非チェックしてくださいね!!
ダンス基礎基礎ワークショップ
https://dancebasics.mystrikingly.com/
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