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軸があってひっくり返る ダンス基礎基礎WS Part3 第5回 「シェネ、総復習!!」
ロルファーユキ先生によるダンス基礎基礎WS、移動がテーマの Part3は先日いよいよ第5回、最終回でした。
今回のテーマは「シェネ、総復習!!」です。
できる気がしないもの、それがシェネ
シェネとはフランス語でチェーン、鎖の意味です。
細〜いポジションにいるまま、つま先立ちでくるくるくるくる〜と鎖がつながっているように高速で回るパ(技)です。
プロは舞台で事もなげに軽やか〜に回りますし、バレエのお教室でも先生や上手な人たちが楽しそうにくるくる回っています。
が!!
「(脚の)1番ポジションのまま裏表〜と進んでいけばいいんだよ」
と説明されても、何が起きているのかどうもよくわからなくていつまでたってもできるようにならない…、それが私です💦
シェネのための基礎練習
ワークショップでシェネの練習の前に行ったのは、ピラティスのクラシカルなエクササイズである「レッグサークル」。
腰から脚の付け根につながる大腰筋を「トング」とイメージしてお馴染みのエクササイズをやってみると、大腰筋の付け根をはっきり感じられ、さらには軸脚に対して反対側の脚がクロスする感覚がとてもクリアになりました。
「トング」ついてはこちらをどうぞ…
その後シェネのために練習したのは「カニ歩き」。
進む脚に追う脚を寄せていく練習です。
今までに練習してきた「トング」や「半身」の意識が大活躍。
外側にずれそうになる重心をいかに真ん中に保っておくか、なかなか難しい練習です。
そしていよいよ、進む脚に対して反対側の半身をひっくり返します。
これを連続して行えばシェネとなります!!
軸に対して反対側がひっくり返る、この基本を私は分かっていなかった…
回ろうと思うとどちらが軸脚なのかがすっかり抜けてしまって、それであたふたしてたのだな、ということがよく分かりました😅
また、重心が外にずれそうになる原因の1つに、足の母趾(親指)の付け根に力が入ってしまうことがユキ先生の指摘で分かりました。
シェネに限らず、特にルルベで立つ時にその傾向があることがわかり、少し気をつけると格段に軸脚に立ちやすくなりました!!
実際のレッスンではどう生きる?
残念ながらその後参加したバレエのレッスンではまだシェネは出てきていません(泣)
同じ回転モノでも、ピルエットのように必ず出てくる、とまでいかないのがシェネに苦手意識を持ってしまう原因の一つかもしれません。
進化を感じたのは、向きを変えるだけ(回らない)の小さいフェッテです。
これがまさにレッグサークルで練習した「トング」のクロスの感じで、軸の半身に対して反対側の半身がクロスするようにイメージできたら、以前に比べてやりやすくなっていてびっくりしました。
また、母趾の付け根に力をいれないように、母趾が遠くに伸びていくようにイメージできると足の内アーチの上に重心が乗り、外側にぶれなくなります。
フォンデュやアダージオで、内腿が使えて格段に片脚で立ちやすくなりました!!
そのせいか翌日は内腿が筋肉痛でした笑
今度レッスンでシェネが出てきても、軸を外にずらさないように、内腿を使って、恐れずにチャレンジできそうです!!
ダンス基礎基礎ワークショップは今回でひとまず終了。
今後は応用編が企画されているようなのでそちらも楽しみです。
今月からPart 1 の第2期が始まりました。
第1回分はまだ録画視聴できますので、ダンスをする方も、ダンサーさんをクライアントに持つ指導者の方も、キレイな脚のラインを手に入れたい方も、興味のある方は是非!!