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ダンスの脚の出し方は美しく歩くためのヒント ダンス基礎基礎WS Part 2 第5回 「総復習&ロン・ド・ジャンブ」
「ダンス基礎基礎ワークショップ Part 2」もいよいよ最終回。
最終回のテーマは「総復習&ロン・ド・ジャンブ」でした。
ロン・ド・ジャンブとアラベスク
「ロン・ド・ジャンブ」は片脚を前、横、後ろにぐるっと回す動き。
前、横、後ろに足を出すタンジュができればそれをスムーズにつなげるだけです。
が、ここで私の弱点が露呈。
横タンジュを、股関節が外旋できている角度より後ろに出していたせいでつま先がしっかり伸びず小指が浮いた状態になってしまっていたのです。
これ、実は先日バレエの先生にも足先を直されたばかりでした。
その時は単につま先が伸びていないだけかと思っていたのですが、問題はもう少し上、股関節の外旋角度にあったわけです。
バレエのレッスン中にはなかなかじっくりは追求できない、タンジュのような基礎の動きをじっくりと見てもらえるのはこのワークショップならではです。
ロン・ド・ジャンブの後は「アラベスク」も紐解いていきました。
脚を後ろに上げるこの動きは、最近の私の中でブームの「大腰筋」が大活躍です!
言われてみればなるほど、なクラシカルなピラティスのエクササイズで大腰筋を使うと、背中の動きもよくなり、背骨の伸展(背中を反るというとわかりやすいですが、縮めず伸ばす動きです)が進みます。
よく知っているピラティスのエクササイズなのに、バレエに活かせていなかったなあ…
このように、知っていること、できること、でも結びついていなかったことをダンスの基礎へと橋渡しをしてくれるのがこのワークショップの醍醐味です♡
ピラティスのレッスンでは
さて、ワークショップ後は、早速私が指導するピラティスのクラスでいくつかのエクササイズにチャレンジしてみました。
すると多くの方がレッスン後に
「めちゃくちゃ歩きやすい!!」
と喜んでくださいました。
うまく大腰筋が緩まると、脚を後ろに出す動きがラクになります。
バレエのように股関節を外旋しながら脚を後ろに出すことは日常生活ではまずありませんが、歩くときは片脚が骨盤より後ろになるはずです。
しかし、大腰筋が衰えているせいで脚が前にしか出なくなっている人も多い。
大腰筋にフォーカスして少しトレーニングすれば、脚を後ろに残しておくことができ、よりスムーズに美しく歩くことができるようになるのです。
その後のバレエのレッスン
さて、ワークショップ後に受けたバレエのレッスン。
なかなか、横タンジュを正確に、がうまくいかなかったのですが、レッスンが進むとだんだん長い軸ができてきて、バーレッスンの後半、アダージオでアティテュード(アラベスクのさらに膝が曲がったバージョン)→腕アロンジェでアラベスク→5番に戻る、の流れがなかなかいい感じにできました。
その前にロンドジャンブの最後にアラベスクをした時はイマイチだったのですが。
センターもまあまあ、と言いたいところですが、このクラスでいつもやる、方向を細かく変えていくシリーズでニューバージョン(タンジュでクロワゼデリエールに脚を出してからエファッセデリエールに向きを変える)が出てきて四苦八苦でした。(デリエール=後ろ)
後ろになると、動かなければいけない距離が延びるので大変です。
ピルエット(回転)はかなりうまくいきました!!
特にアンデダンのピルエットは最後ピタッと5番に戻れたので先生にも褒められました♡
月に一度のお楽しみのワークショップもいよいよ最終回?と残念に思っていましたが、年明けからは「移動」をテーマにPart 3 が始まることになりました!!
上のレッスンメモで書いたように、方向を切り替えるのがどうもうまくいかない、そんな私の悩みも解消されそうです♡
Part 1 からじっくりと積み重ねてきて、私が最近感じるのは、片脚でもずいぶん軸を感じて立てるようになったなあということです。
ルルベでパッセなども少し安定してきたし、軸を感じられるおかげでグランバットマンやアダージオなどでずいぶん脚が上がるようになったように思います。
さらなる進化は期待できるのか?!
Part 3 の様子も引き続きレポートしていきます。
そして、12月にスタートするPart 1 、まだまだ募集中です。
ダンスをやる人もやらない人も。
ピラティスのエクササイズのすごさもあらためて感じられるので、指導にマンネリ化を感じているインストラクターさんにもオススメ♡