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肘を伸ばし過ぎていませんか? 「肘の過伸展WS」参加レポート

肩凝り、首や腰の痛み…

現代人とは切っても切れない不調の原因は、膝や肘を過伸展(伸ばし過ぎる)する使い方にあるかもしれません。

先日ロルファーユキ先生の「肘の過伸展ワークショップ」に参加したのでそのレポートです!


体が硬いから過伸展しないわけではない 過伸展とは、そういう「使い方」



「過伸展」→「伸ばし過ぎ」という言葉を聞いても

「いや、私、身体硬いから、伸ばし過ぎるとかないんで大丈夫!」

と自分のことではない気がする人が多いと思います。

しかし、私がピラティスを指導している現場では 「膝」「肘」を過伸展させている人はとても多い印象です。

それはいったいどういうことでしょう?


膝を伸ばす、肘を伸ばすのは、いずれも

「胴体から足先、手先が離れていく」

動きです。

胴体から素直に離れていく動きの場合、通常身体には負担のかからない動きができるはずです。

ところが問題なのは、膝や肘をぐっと押し込む動きです。

子どもの頃学校でやった屈伸と伸脚、あの伸脚の動きのようにグッと膝や肘を押し込むようにすること、これが過伸展です。

身体が硬い、柔らかいに関わらず、脚や腕を伸ばすときに膝や肘に力が入ることが過伸展を引き起こします。

無料写真素材の「よつんばい」
なかなかの肘の過伸展です


物言わぬ関節、肘


膝を過伸展させることを続けると、骨と骨をつなぐ靭帯や半月板に負担が掛かりいずれ痛みが出てしまうことが多い一方、肘の過伸展は膝ほどは直接の肘の痛みにはつながりません

膝と違ってお皿がない分、肘の作りは膝より若干シンプルです。それでもさまざまな靭帯が複雑に絡み合っていることがわかります。


だからと言って安心できるわけではなく、肘の過伸展は肘そのものではなく、肩関節や首、手首、腰など、他へ影響を与え、痛みの原因になっている可能性もあります


過伸展しがちな人が苦手な動き、そしてケアすべきところ


ワークショップでは、肘を過伸展してしまう人がうまくできない動きや取りがちな姿勢をいくつか見ていきました。

代表的なのは肘の「回外、回内」という動きです。

「おせんべ焼けたかな」と手のひらをひっくり返す動き、これは手首の動きと勘違いされがちですが、肘関節の動きです。

ところが、肘を過伸展させて使う癖があると、この動きがうまくできなくなってしまいます。

その他にも仰向けの時の腕のポジションなどで、過伸展しがちな人がわかります。

過伸展しがちな人が苦手な動きを強化するエクササイズやポーズも紹介されました。

また肘を過伸展しがちな人は前腕(膝下)の筋肉が固まりがちなので、ストレッチが有効。

より効果を出すためにはちょっとしたコツがいるので、そんなところも見ていきました。

「肘」だけで捉えるのではなく


ピラティスの指導現場で見かけるあんなエラーやこんなエラー。

一見関係なさそうなエラーでも、「肘の過伸展」というポイントでつながりが見えると、対策が取りやすくなります。

また、肘の過伸展を、ただ肘のポジションだけ修正してもなかなか持続性がありません。

体全体で捉えて、過伸展させない使い方を習得していく必要があります。


今回のワークショップは指導者向けでしたが、

5月28日(日) 10:00〜12:00

一般の方向けに、より実践的な内容で開催されます。

指導者の方はもちろん、諸々不調を感じている方は是非ご参加ください!!








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