私達は、彼らが、大規模にワクチン接種された集団の進化動態について理解することを望む:疑似科学と分極化がパンデミック対応に統合された。
Dr. Geert Vanden Bosscheの2024年9月20日投稿(Substack)
We Want Them to Understand the Evolutionary Dynamics In a Mass-vaccinated Population: The integration of pseudoscience and polarization into the pandemic response.
の翻訳です。原文は有料記事ですが、著者の御厚意で投稿から2週間経てば翻訳をここに掲載して良いとの許可をいただいています。substackを講読して原文も参照していただければ幸いです。
理解の欠如とそれが生み出す疑似科学によって、数多くの記事、書籍、サブスタックが尽きることなく世に現れ続けている。主流メディアに注目されたこの記事もまた、そのようなものの一つである。
ハワードの著書は、大規模な感染予防対策と集団ワクチン接種をパンデミック時に行なうことが及ぼす重大な疫学的影響について、実は、どちらの側も理解していなかったことを示している。オミクロンやその子孫によって、ウイルスは自然に収束していく、とか、(更新型の)COVID-19ワクチン接種によってウイルスは阻止されるだろう、ということが大きな声で主張されたが、そのどちらも誤っていた。mRNAワクチンによるワクチン接種を受けたり、既にCOVID-19ワクチン(mRNAワクチンに限らない)を接種した人がオミクロンなどの免疫逃避株にブレークスルー感染した場合に、「免疫再集中(immune refocusing)」と呼ばれる現象が起こるということを誰も気づいていなかった。この現象によって、免疫系は永続的に混乱させられる。特に、より感染性の高い免疫逃避変異株に繰返し感染したため抗スパイク抗体が高いレベルにあるが、自然免疫系は強くない人々の免疫系に対する影響は大きい。私も予測を誤った。しかし、誤ったのは時期であり、この、人間が引き起こした免疫逃避パンデミックの結末についてはそうではない。実のところ、私は、高度にCOVID-19ワクチンを接種された集団の、疑似的な防御効果を持つ非中和抗体による獲得免疫に直面しているウイルスが、より危険な株に進化するのに、これほど長い時間がかかっていることに驚いている。集団免疫が欠如した状態で、SARS-CoV-2の伝播を止めるのに、さらにどれだけの時間が必要なのか、いずれ自然が明らかにしてくれるだろう…
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