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津波の前夜の不思議な出来事…

Dr. Geert Vanden Bosscheの2024年7月12日投稿(substack
Strange things are happening on the eve of the tsunami...!
の翻訳です。原文は有料記事ですが、著者の御厚意で投稿から2週間経てば翻訳をここに掲載して良いとの許可をいただいています。substackを講読して原文も参照していただければ幸いです。

写真は”はいらんどすうぷ”さん:https://www.photo-ac.com/profile/2254771

高度にCOVID-19ワクチン接種を行った国々で、興味深い傾向が見られている。感染率が低下する一方で死亡率が上昇しているのだ。何が起こっているのだろう?

これまでの寄稿で何度も取り上げたこのスライドを思い出してほしい。(例えば、「炭坑のカナリアが、ついに、狼の衣をまとう時…」原文))

この図は、ウイルスの固有感染性が上がると、樹状細胞による子孫ウイルスの「中和」が増え、(逆説的だが!)宿主間伝播が弱められることを示している。子孫ウイルスの上気道常在樹状細胞への吸着が増えると、樹状細胞にトラップされたウイルス粒子に結合する多反応性非中和抗体の濃度が低下することになる。それによって、この抗体によるウィルス病原性緩和能力が減弱するため、COVID-19ワクチン接種者は、ますます重症化しやすくなる(すなわち、宿主内でのウイルス伝播)。言い換えれば、(宿主間伝播の減少による)ウィルス感染率の減少は、最終的に、宿主内伝播を起こす患者数を増加させることになるのだ。現在、観察されている重症疾患の増加自体は警戒するべきものではないが、この減少が示唆していることは警戒に値する。すなわち、高度にCOVID-19ワクチンを接種された集団では多反応性非中和抗体のレベルが低下しつつあり、したがって、ますます多くの接種者がウイルスの病原性に対する防御力をますます低下させた状態になっていることを示唆しているのだ。これら高度にワクチン接種された集団が、今や、ウイルスの病原性に、より強い免疫圧力をおよぼしていることを示す証拠として、ウイルスのこの進化(宿主間の伝播の減少と宿主内伝播の増加)以上に明白なものがあるだろうか。津波が水平線上に迫っていると結論するのに、他に何が必要なのだろうか。


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