私の予測があたるとした場合、リスクが高いのは誰で、低いのは誰だろうか。
親愛なる皆さん
これが最後のビデオメッセージとなるでしょう。
もう私の顔は見るのも飽き飽きだという人もいるでしょう。
でも短くお話しますし、重要な内容です。
ですから、いつものように簡単に自己紹介をさせて下さい。
私はギアト・ヴァンデン・ボッシュ(Geert Vanden Bossche)です。
獣医であり、ウイルス学で博士号を取得し、ワクチン業界で長年キャリアを積んできました。
複数の異なるワクチン会社で働きましたし、世界的な保健機関でも働きました。
ワクチンについてよく理解しています。
良いワクチンがもたらす全ての効果を理解しています。
それだけでなく、ワクチンがもたらしうる全ての悪いことも理解しています。
私たちは、この数年の間、後者の例を目の当たりにしてきました。
覚えている方もあるかもしれませんが、私はかなり早い時期から、パンデミック——急性ウイルス感染症のパンデミック——の最中に集団ワクチン接種を行う、ということに反対してきました。
これは非常に良くない ——私の考えでは—— 非常に間違ったワクチンの使い方です。もう一つ、間違っていたのは、潜伏期間にワクチン接種を行ったことです。
私はこのところ、ワクチン接種率の高い集団は、接種者をCOVID-19の重症疾患から今のところ守っている病原性抑制メカニズムに打ち勝つオミクロン由来変異株を育てている真っ最中である、ということを警告し続けてきました。
そこで、問題となるのは、リスクを抱えているのは誰か、そうでないのは誰か、ということになります。
そこで、私はこの複雑に入り組んだパンデミック——免疫逃避ウイルスのパンデミック——に関する免疫学を再検討してきました。
結論はこうです。
紙を用意して、リスクがない、少なくとも重症疾患のリスクがないのはどのような人か、忘れないようにメモして下さい。
そのような人は、もはや、軽い疾患や中程度の疾患にかかる可能性もない、とは言いません。ですが、重症疾患とはならない、ということです。非接種者が全てそうだ、とも言いません。その理由はこれまでに説明しました。
プラセボを接種された人——これに関しては今でも、あまり信じられないのですが、まあ、いいでしょう。
つまり、〔リスクが低いのは〕ワクチンを接種していない人々です。
次に、ワクチンの種類に関係なく、COVID-19ワクチンの接種が1回だけだった人。
最後に、症状の有無に関係なく、ワクチン接種の前にSARS-CoV-2感染を経験していた人。ワクチンの種類——mRNA、非mRNA——や、接種回数は問いません。
そして、私の意見では、まもなく出現するだろう、この、新しいタイプの変異株によって重症となるリスクが高いのは、ワクチン・ブレークスルー感染を起こす前に2回以上接種していた人々です。
mRNAワクチンでも非mRNAでも構いません。ワクチン・ブレークスルー感染の前に2回以上接種していた人です。
これに該当するのは、早い時期に接種を受けた人々だと考えられます。
特に、最初に接種された、高齢者施設にいる高齢者がまさに当てはまります。
このリスクをもたらす免疫事象については、私の新しい本「回避不能な免疫逃避パンデミック」で詳細に述べました。
その免疫事象とは「立体的免疫再集中(Steric Immune Refocusing)」と呼ばれるものです。ワクチン・ブレークスルー感染に関連する、この事象について、本で詳細に説明しました。
そして、このカテゴリーに該当する人々に、私は、抗ウイルス薬を入手できるようにしておくことを強くすすめます。
では、今後数週間で何が起こるだろうか。
私は、今後数週間の間で、急性自己免疫疾患、たとえば自己免疫性心筋炎、自己免疫性糖尿病、1型糖尿病、若年性糖尿病などが、これまでのような炎症性臓器疾患よりも、さらに増加するだろうと予測しています。
今や、ますます多くの自己反応性臓器障害を目の当たりにしています。それから、ますます多くの…「ターボがん」、つまり、急性の、進行の速い転移性がんなどが、ますます増えているように思えます。
つまり、この自己反応性免疫疾患やがんによる過剰な死亡に続いて、ワクチン接種率の高い集団で超急性のCOVID-19疾患が大量に発生することになると考えています。
この夏の終わりか、秋の初めには起こるのではないかと予測しています。
これは、重要な情報だと思います。ですから、皆さんに伝えたかったのです。
皆様の幸運をお祈りしています。
ご清聴ありがとうございました。