進化の論理を考えてみれば、この免疫逃避パンデミックの結末は理解できるはず…
今、ウイルスは無症状または軽症で感染したCOVID-19ワクチン接種者が動き回ることに依って、宿主間伝播を起こしている。しかし、流行する変異株が、より感染性の高いものになればなるほど、子孫ウイルスは上気道を巡回する樹状細胞表面に、より多く捕捉され、『中和』されるようになる(下図参照)。高病原性とは、移動する樹状細胞表面に捕捉された、たくさんのウイルスが、感受性臓器の細胞へ急激に拡大して(すなわち、『トランス感染』という現象)、より激しく増殖することを意味するため、それによって、非常に病原性の高い変異株の自然選択が促されうる。そうなれば、ウイルスは、宿主が動き回ること(宿主間伝播)を期待する必要がなくなり、その代わり、臓器間(すなわち「宿主内」)を「動き回る」ことに依って伝播するようになる。
結論として:高病原性になることで、これまでの宿主間伝播は妨げられるとしても、ウイルスのトランス感染に対する進化的免疫圧力は、より病原性の高いコロナウイルスの自然選択に有利に働く可能性がある。宿主が非常に弱って動くことができなくなり、宿主間伝播の機会が大幅に減った場合に、宿主内伝播によって宿主が動き回る必要性を回避できるのであれば、なおさらである。高病原性コロナウイルス株は、宿主が重篤となり、動くことができなくても、宿主内部で効率的に増殖することができるようになる。
アフリカが勝利するだろう…
いただいたサポートは一般社団法人ワクチン問題研究会に寄付されます。