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【ROKUBUEN #001】2025SS COLLECTiON - 纏 MATOi -

六舞宴のコレクションは、基本的にいくつかのセクションに分かれています。

2025SSで私が主に手がけたのは、"DENiM SECTiON"と"KiMONO SECTiON"の2つ。

今回は、コレクションテーマについて書きたいと思います。(2つのセクションについてはまた別記事で書く予定です!)

"六舞宴"のブランドコンセプト "

2025SSのテーマの前に、まずは"六舞宴"というブランドについて少し書きたいと思います。

六舞宴は着物の概念を活かしたファッションブランド。
日本の伝統と技術、武士や侍、忍者や職人の精神などを大切に活かし、『着る人を、知性と気品ある色気を放つ人に魅せる!』を意識しており、スタイルを良く見せる工夫、ダンサーが好むルーズなサイズ感での美しいシルエットです。流行優先ではなく、上質な素材で長く愛用できる服を提案します。

https://www.rokubuen.ninja/

六舞宴のブランドサイトを見ていただくと書いてありますが、このブランドのテーマは"和"です。


後継者不足、人々の価値観の変化、需要の減少などの理由により、悲しいかな、日本の伝統文化は衰退の一途をたどっているのが現実。少しでも何かできないか、、と日々考えながら服づくりをしています。


もともと、日本の伝統文化や祭りが好きで、その要素を取り入れたものづくりを意識していたのですが、ただ要素を取り入れて作るだけでなく、きちんと還元していきたい、という気持ちが今は強いです。

できることはまだまだ少ないけれど、発信していくことも大事かなぁ、、、と思い、知らないこともたくさんあるし、勉強しながらnoteに書いて、少しでも多くの人たちの目に触れる機会が増えれば、、、と考えてます。

** 2025SSのテーマについて **

-”纏う”という言葉-


お気に入りや一張羅の服を着ると、気が引き締まったり、気持ちが高揚したりすると思います。

六舞宴の服を”纏う”ことによって、その人自身の人間力がパワーアップすればいいなぁ、、とともに、自分らしさ、オーラも一緒に纏って欲しい、という意味を込めて、”纏”というテーマをつけました。

服を身につける際には”着る”という言葉を使うことが普通ですが、私はこの”纏う”という言葉が好きです。


”着る”というと少し動作的に感じるけど、”纏う”を使うと、気持ちが入っているように感じませんか?笑

-江戸の火消し-


江戸時代、町火消が組の目印として用いられたのが”纏”です。

この纏は、高く掲げて火元や風向きを知らせたり、仲間を誘導したり、火消しの士気を高める役割があったそうな。


江戸の火消しがかっこよくてずっとテーマにしたかった!

だがしかし、消防博物館に行ってみたりもしたのですが、難しくて今回はあまり火消し要素を入れれなかった、、、。また再チャレンジしたいと思います。


コレクションの写真はインスタグラムにあげてますのでそちらも是非チェックしてみてください!


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