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不味カレー 2024/10/20

くりぃむしちゅーの上田さんの番組に出演した。イジられてツッコミを叫びながら、全身を血液が駆け巡るのを実感した。休憩になり、スタジオを抜け出してバイキングの料理を取り分けるが、目を離した隙にオカズを盗まれて白米だけが残っていた。腹を立てながらスタジオに戻ると、上田さんが大きなコーフロスティを袋のまま食べていた。何か買ってきますよと伝えると、俺はお前の背景が全部嫌いだとイジられて、大満足していたところで起床。幸福な気分で眠りから目覚めた。

夕方、阿佐ヶ谷で恋人と合流して所用を済ませていく。市役所の近くに来たので、ついでに期日前投票を済ませることにした。投票用紙に鉛筆で文字を書く瞬間はいつまでも慣れない。出口で受け取った投票済証がカラー刷りになっていた。

そのまま、役所のすぐそばにあるインドカレー屋へ。2階へ続く細い階段を昇ると、予想に反して日本人男性がレジに立っていた。店内は明るく清潔感があり、店内にはアメリカ的な写真作品が掛けられていた。おすすめだという「ドーサ」セットを注文すると、恋人のテーブルにプレートをはみ出す大きな筒状のものが運ばれてきた。薄く伸ばしてパリパリに焼いた生地からは小麦粉の香りが漂ってくる。私の前には大きな三角形の生地が置かれた。

はじめは舌鼓を打ちながら生地をちぎっていたものの、次第にカレーに乗ったパクチーの苦味が口の中を支配してきた。付け合わせの黄色いペーストを口に運ぶと生トマトのエグさが口いっぱいに広がった。もうひとつのヨーグルト風の付け合わせは、ココナッツのもったりとしたベースに香辛料が絡んで複雑な味だった。恋人のほうを見ると、ため息を吐いたままフリーズしていたので、嫌いだったら残すようにと伝えた。

会計を済ませて階段を降りると、すぐさま「ビックリするほと不味かった」と言い合い、ひとつひとつの皿の不味さを振り返った。アーケードを歩きながら胃の不調を感じたので、恋人の家ですぐに胃薬を飲んだ。体調に不安を覚えながら明日から仕事だ。

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