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かわいそうな(エッセイ)
ブロックまでしたというのに、例の女性支援団体の情報がまだタイムラインに流れてくる。わざわざスクショを載せて批判している投稿まである。フェミニズムというものの現代的存在感をまざまざと感じる。すごいものだ。
「かわいそうな人を助ける」という行為には、「助けられた人はかわいそうでなくなる」という構造的な矛盾がある。「かわいそうか否か」という論争は無限に繰り広げられ、その炎は燃え続ける。ツリーはいつまでも伸び続ける。
それにしても、なぜ人はかわいそうな人を助けたくなるのか。それはヒューマニズムなどではなく、欲望なのだと思う。その歪んだエゴを直視しないうちは、なにも解決しないんだろう。