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気丈さ(エッセイ)
仕事終わりにマクドナルドでスマホをいじっていると、事故で怪我をしたアイドルが縫合痕を公開している画像を見てしまい、一日の気分が台無しになった。Twitterに愚痴を書いてみても気分が晴れず、ほとほと嫌になってくる。
こうやって手段を選ばず同情を欲しがる世の中になっていくのかと思うと、世も末だと嘆きたくなる。そのうち嘔吐や排泄物も投稿されるのだろう。社会が甘ったるい方向に進んでいっても、自分だけは気丈に居たいものだ。
と思っていたら、先輩から私を心配するLINEが来た。通話で折り返し、取り留めのない近況を話す。自分が怒っているときは余裕がないときだと言われて、心がスッキリした。確かにそうかもしれない。