アニマル　2024/08/22

午前中は病院。荻窪の胃腸内科に入る。咳をする私の姿を見ると、受付の女性はあからさまに嫌そうな表情を浮かべた。先週の月曜日に風邪症状が発生したこと、倦怠感や喉の痛みは改善したが咳だけが続いていること、以前より風邪の後はこの症状になるが胃薬を飲んで改善していること、を一通り伝えると、先生に確認してみます、と裏に下がっていった。戻ってくると裏口から別室に案内され、パテーションで区切られたベッドに座らされた。しばらくかかりますと念を押されたが、暗に帰って欲しかったのだろう。薬は無事に貰えた。

遅れて昼過ぎに出社。締切を頭の片隅に置いておかないといけないタスクが並行に複数走っており気が抜けない。大企業でプロジェクトを仕切っているような気分だが、そんな大層なものではない。事務所の設備が整って、できることが増えたので忙しくなった。7時過ぎに退社。

今日から新しい企画の営業が始まった。動物に関する作品縛りの展覧会で、我々は「アニマル展」と呼び合っている。世界最古の絵画といわれるラスコーの壁画にも動物が描かれているのだから、最初の展覧会には相応しい。楽しい企画ですよ！と楽しげに営業するのは楽しく、自分の楽しさを震わせて遠くのワイングラスを鳴らすような感覚、とでもいえばいいか。