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『RRR』(エッセイ)

今日は午前中から彼女と映画を観に行く予定が入っていた。近頃は朝起きられない日が多くて午前中から待ち合わせを入れるのは気が進まなかったが、新宿での上映回が10時からの一度しかなく、頑張って早起きすることにした。朝になってみると意外とスッキリ起床できたが、のんびりと朝風呂に入っていたせいで、結局出発が遅れてしまった。ごめんとLINEすると、彼女も当然のように遅刻していた。

新宿の映画館はとても賑わっていて、1000席ほどあるシアターが満員近くまで埋まっていた。『RRR』というその映画は、大英帝国支配下のインドを舞台とした、民族問題を下地に男同士の友情を描いた作品だった。インド映画特有のミュージカル的な演出が強烈で、とてもハイカロリーな鑑賞だった。物語は王道でベタだった。

映画を見終え、私たちは大戸屋で遅めの昼食をたべた。普段肉を食べない彼女がカツ煮定食を平らげていた。私の家に帰ってきたときには夕方で、一緒に紅茶を飲みながら布団に包まっているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。起きると彼女が帰るところで、私は布団の中から手を振って見送った。

一人になって、録画してあったM-1グランプリを追っかけで観た。観る前は気が進まなかったが、今回は意外と面白い大会だった。感想はまだ書いてはいけない気がする。気持ちの整理ができてから、明日ゆっくり書こうと思う。

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