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最近の病状(エッセイ)

こうやって毎日noteをつける生活を始めたときには、この日記が闘病記になるなんて思ってもみなかった。

先週スペインから帰国してからというもの、時差ボケで身体にストレスがかかっていたこともあって、体調が悪化していた。朝に起きられず、日中に元気が湧かず、日毎に身体が弱くなっていくのを感じている。いよいよ長期的に会社を休むことを検討しなくてはならなくなってきた。それは苦しくもあり、面白くもあった。

私の場合は、とにかく食欲が湧いてこない。一昨日の土曜日から、晩食のみの一日一食生活が続いている。片方では常に空腹のだるさがあり、もう片方には何も口に入れたくない倦怠感がある。腹と口が矛盾した要求を発信していて、身体はガス欠を起こしていた。今日は折衷案で、コーヒーを燃料にして働いた。

上司は鬱病に理解があるようなないようなだった。何か責任を感じているのかもしれない。帰りしなに気を遣って優しい言葉をかけてくれた。優しい上司には心配をかけたくない。けれど、もう強がれる時期でもない。

ほんとうにこの体調は、休みを取れば治るのだろうか。不思議に思えてならない。思えばこれまでの人生、ストレスから自由な時期を過ごしたことがなかった。自分に負荷をかけて、懸命に「普通」にしがみついて過ごしてきた。

そういう子供な生き方からは、そろそろ卒業する時期のかもしれない。明日の目標は、お昼ごはんを食べることに決めた。

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