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また遅刻(エッセイ)

帰りの電車で、昔の友達に似ている人物がドアに寄りかかっていた。その女性はスマホに顔を近づけながら、マスク越しにニヤニヤと笑みを浮かべている。似ているけれど、本人かどうか確証が持てない。どうだろう、声をかけようか迷う。

迷った挙句、LINEをしてみると、その人物が急にそわそわしはじめた。どうやら本人のようだった。彼女が新宿駅で降りたので、私は追って声をかけた。来週ゆっくり飲みにでも行きましょうということに決まった。



朝、浅い眠りの中で夢を見ていて、トイレに行く場面で慌てて起きた。一度、寝惚けて出しかけてしまったことがあり、それ以来トイレの夢には警戒している。用を済ませて、寝て、起きたら11時だった。今日は帰国明けで12時まで出社時刻を遅らせて貰っていたけれど、間に合わない時間だった。目は開くけれど背中が痛い。シャワーを浴びて、12時直前に連絡を入れて、1時ごろ会社に着いた。また遅刻だ。



今日は終日お腹を下していた。業務中に何度もトイレに立って、そのたびに尿のような便を排泄していた。水になりすぎていて腹痛すら無かった。私は腸が強い人間だと思っていたけれど、意外とそうではなかったようだ。結局、何が原因なのかは判らなかった。

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