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センサー(エッセイ)

ここ数日は、日記を書くことを意図的に避けていた。最近、日記を書くことで鋭くなる生活へのセンサーが、過反応を起こしているように感じていて、なんとなく疲れていた。年末に本をまとめて、モチベーションが下がったというのもある。いったんアンテナを降そうという気分だった。

今日は11時過ぎに起床し、カフェで落語の台本を書いてから、予約していた歯医者に行った。普段担当してくれるのとは別の先生だった。以前から、甲高い声が衝立越しに聞こえてきた、その声の主だった。一箇所だけ虫歯が見つかって、少しだけ通院することになった。

今日からまた休業が再開になって、予定のない日々が戻ってくる。意識的にのんびりしなくてはならない生活だ。勢いだけで生きていく日々の終わりで、それは、大人になるということなのだろう。

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