心を保つ(エッセイ)
今日は日記が書けない日だ。久しぶりだ。今週は苛々を家まで引きずる日が多く、気力が消耗しきってしまった。何もする体力も残っていないが、頭だけが冴えている。
昨年末に手製のZINEを作りながら、365日漏れなしで一冊の日記本を作れないかということを構想していたのだけれど、どうやら私は気分のムラが大き過ぎる。ネガティブに文体を引っ張られる日が多い。客観的な、乾いた日記を書くには、相応のモチベーションが必要になる。
睡眠剤を飲んでいると、遅い時間にアルコールを摂れなくなる。昔なら肉でも焼きながらビールを啜っているような日だ。彼女に、「同棲すれば、毎晩その日の出来事を報告しあって、心が保たれるかもしれない」ということを言ったら、「逆にストレスが増える可能性もありますよ」と言われた。