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かかる(エッセイ)

喜んで迎えてくれるかと楽しみに行った恋人の家で、思いの外冷たくあしらわれた。向こうはまだ仕事があったので、普通に迷惑だったかもしれない。心が「かかって」しまっているとロクなことがない。

14時に予約していた美容室に行って、伸びた髪を短くしてもらう。切り終わったところでオールバックにしてもらって、はしゃいで店を後にする。タートルネックのセーターを探して無印に寄ったが、生地が粗くて買わずに帰った。

前の会社から持ち帰ったダンボールをやっと整理する。書類を開けて、溜まっていた本を詰めかえて、ブックオフへ買取に出すことにする。年内にやることがいくつかあるはずだが、腰が重くてリストアップすらできていない。年賀状やら大掃除やら。

追記
某有名音楽YouTuberが音楽通史の書籍を出すらしく、SNSに批判が上がっていた。少なくとも、歴史を編纂するという行為の権力性に無自覚なのは批評家として致命的だ。それはそうと、炎上系の書籍が発売されるたびに「読んでもないのに批判するな」という反論をよく目にする。売れれば何でも良いという下卑な態度には、読むに値しないと答えればよい。

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