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女性が戦争を描くこと 2024/05/25

10時少し前に起きてそのまま心療内科に行くと、今日は珍しく人が少なく、10分も待たずに診察室に呼ばれた。日中が眠すぎるので薬を戻してほしいと伝えて、最近どうですかという質問には大丈夫ですとだけ答えて、すぐに帰ってきた。

朝食を摂りながら、録画が溜まっていた『虎に翼』を消化していく。第7週は弁護士資格を取ったものの仕事のない寅子が、社会的信用を得るために結婚するという粗筋だった。『虎に翼』の特異点は、寅子に打算的な行動を取らせつつ、同時にその行動への批判も描くということだった。主人公が悪い行動を選んでバチが当たるということを骨太に描いている。

夕方、待ち合わせで書店を歩いていると『女の子たち 風船爆弾を作る』という題名が見えて目を疑った。フェミニズムにとって戦争は男性に巻き込まれたものであり、女性は手を汚させられた被害者ということなのだろうか。『虎に翼』では少しずつ戦争の足音が聞こえてきている。女性の視点から戦争を描くことの意義を、作品は表現できるのだろうか。

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