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言葉の空気 2024/07/29

哲学は学問の世界で、言葉を厳密に使わなくてはいけない。私はあらすじを聞くだけで満足してしまって、実際に哲学的に言葉を解釈したり表現しようとするのは性に合っていない感じがする。私は「思う」とか「感じる」とか、曖昧な感覚を言葉に換えて載せているのだとわかる。

今日は職場にプロバイダの業者が来て、契約のあれこれについて説明を残していった。理解の追いつけない会話が、なぜか周囲ではつつがなく進んでいった。戸惑っているうちに業者は帰っていって、何もわからないまま一日が終わった。

どの言葉の世界にも空気がある。色んな空気の世界を行き来しながらも、どこにも属せていない気がして苦しくなった。言葉の空気とは、意味以前のリズムや温度のようなもので、結局どこへ行っても私は一人だと思い知るのだった。

でも、みんなも一人なのかもしれない。

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