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ノベンバ 2024/09/19

アラームは7時から鳴り始めたが、布団から出たのは8時だった。これでも普段より30分早い。体力ゲージは底を尽きていて、気力だけでシャワーを浴びる。ドトールで少し作業してから出勤した。

営業の合間に、突然「あの件どうなっている?」と身に覚えのない案件を上司に質問された。わからないです、とフリーズすると、上司はみるみる不機嫌になっていく。上司が席を外したときに問い合わせようとメモに控えたが、上司的には至急案件だったようで、遠回しに急かしてきた。仕方なく怒られながら電話をかけた。

16:30になり、仕事がひと段落ついたところで文房具を片付けた。上司の不機嫌は続いていたので、10分ほど様子を見て、申し訳なさげに早退を告げた。ノートパソコンを閉じて、話しかけられる前に事務所を後にした。

今日はこれからThe Novembersのライブ。文庫本を手に開演を待つ客がいるのがノベンバらしい。腕上げやモッシュなどがないか不安だ。先週のレッドシアターで一緒だった方が今日も来ているそうだ。話してかけてみたいが躊躇している。



The Novembers。素晴らしいライブだった。轟音のなかに耽美性があって、ただただ圧倒されるだけだった。モッシュはなく、むしろヘドバンしたくなるようなヘヴィなサウンドだった。小林さんが煽ってシンガロングが始まって、久しぶりすぎてフリーズしてしまった。

小林さんは所作がとても綺麗。定食屋で食べ終えたら箸を揃える性格だろうなと思った。高松さんのベースはメロが美しく、コーラスもとても良かった。ギターはレスポールを弾き倒す系の私の大好きなタイプだったので、今度は右側の位置にも行ってみたい。ドラムも迫力があった。

リキッドルームの弱い電波でもなんとかツイートが届いたようで、終演後にフォロワーさんと合流した。カウンターでビールを2杯注文して、スクラッチを削ると彼が当たっていた。Twitterそのままの人懐っこい大学生で、そのうえ礼儀正しかった。こういう出会いはとても嬉しい。

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