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副反応の一日(エッセイ)

ワクチンの副反応は結局丸1日以上続いて、今朝起きたら37.3℃くらいだった。接種が金曜日の夕方で今日が日曜日だから、30時間近く熱が出続けていたことになる。注射前の数日、胃炎で食事を抜いていて、免疫が落ちていたのかもしれない。今日もこれから予定があるので、解熱剤を飲んで出掛ける支度をしている。

病気になると部屋が散らかると熱が出る度に思う。健康状態は部屋に反映される。昨日は圧縮してあった毛布を取り出し、タオルケット・掛布団・毛布の3段重ねで寝ていた。取り出された圧縮袋は部屋の隅に投げられ、場所を取っていた。冬の寝間着は押し入れの奥にあったので、外で着るスウェットを重ね着した。途中で寝るのに疲れて、ベッドの足と頭の方向を反対にした。寝転んでTVerの『ガリレオ』を観ていた。

たまに、こういう風に丸一日家に籠らざるを得ない日がやってくる。半年に一度くらい、記憶のカレンダーが真っ白な日がある。それは人生の余白とも違う。「穴」のような一日だった。

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