煙（エッセイ）

西荻窪駅の構内が煙くさかった。駅前に停まったキッチンカーの煙が、風向きによって構内へと入り込んでくることがあった。煙には匂いがついていて、誰も火事だと騒がない。昨日も改札前が煙たくて、キッチンカーはてっきり焼き鳥屋なのだと思っていたら、手羽先屋だった。あれはどこの煙だったのだろうか。

仕事帰りにジムに行った。このところジム通いに疎くなっていた。先週末も勉強だなんだと言ってサボった。言葉を並べれば言い訳はできるけれど、身体は正直に少し肥った。久しぶりにジムに行った。

昨日はとにかく汗をかこうと決めていて、厚着でランニングマシンで走った。私はランニング中の退屈が苦手だ。走りながら観た「水曜日のダウンタウン」は、途中笑って吹き出しそうになったが、面白くはなかった。ジムでは40分ほど走って帰った。

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翌日は午前中から大事な頼まれ事があって、普段よりも早起きしなければならなかった。寝坊が怖い日に限ってなかなか寝付けない。夜中1時頃には腹を壊して目覚めた。なんだかんだ、忙しさに参っていた。結局そのあと普通に眠り、寝坊せずに目覚めた。今は山手線に揺られている。卸したてのローファーを履いてきたのは失敗だった。

※夜になって、タイトル変更しました。