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スペイン#1 (エッセイ)

同僚と羽田空港で合流すると、同僚の母親が見送りに来ていることに気づいて面食らってしまった。悪いことではないという言葉を拡大解釈しすぎているように思うが、まあ私が何か言う事柄ではない。タトゥーで団扇を彫った外国人を見かけた。

19時間のフライトを終えてマドリードに到着する。トランジットのイスタンブールまでの飛行機は、リクライニングが壊れていて悲惨だった。機内食のオムレツが食べられたものではなく、パン数個で凌いでしまった。

ニューヨーク式のハンバーガーをチョボチョボ食べて、レアル・マドリードのスタジアムツアーを見た。

同僚がもう歩けないとタクシーに乗りたがり、私は地下鉄に乗ってみたかったが黙って従った。異文化で不便を味わいたいという感覚は特殊なのだろうか。

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