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酉の市 2024/11/16

夕飯後恋人宅で少し喋って帰るつもりが遅くなってしまったので一泊。10時起床。恋人は先に起きて携帯を触っていた。作ってもらった朝食を食べ終えて恋人の支度を待つ。顔に何層か化粧を重ねて、レギンスを何度か履き替え、荷物の収まる鞄をあれこれ試していた。

自宅で洗濯機を回して、サブスクで宣伝されていた即興コントの番組を見てみた。丸いスタジオの中心に場面セットが用意され、芸人が即興コントに挑むという主旨だった。潤沢な制作費がセットやギャラに注ぎ込まれているのは一目瞭然だったが、内容はライブのミニコーナーのようだった。富豪の悪趣味な道楽だった「ドキュメンタル」には遠く及ばなかった。

夕方、恋人と再び合流して新宿へ。私は初めて行く酉の市に浮かれていたものの、恋人は早く帰りたい様子だった。鳥居を潜ると、細い参道の両脇に出店が並んでいて、満員電車のように人が溢れていた。境内には壁状に並んだ提灯が聳え立っていて、参拝を待ちながら何度も見上げて写真を撮った。

奥では派手な熊手を売る出店が商店街を形成していた。夜職風の若者も多い。大きな熊手を買った客が店の前でポーズを決め、店主が威勢よく手締めを納めていた。私も小さな熊手を買ってみようかと迷ったものの勇気が出ず、結局社務所で質素な熊手を買った。帰ろうとしたところ梅ヶ枝餅の出店の前を通ったので、恋人とひとつずつ買った。縁起物を食べると元気が湧いてくる。

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