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競争の磁場から距離を置いて(エッセイ)

今日は早起きできたら午前中にジムに行こうと思っていて、実際9時に起きれたのだけれど、頭が重くてジムには行けなかった。このところは夕食しか食べない生活が続いていて、体力が落ちていたのもあるのだろう。二度寝し11時に起き直して、マクドナルドで1時間だけ読書をし、14時に阿佐ヶ谷駅で待ち合わせて彼女の家に行った。

彼女の家では名探偵コナンのDVDを観た。昨日、友達で集まって鑑賞会をしたときの残りらしい。彼女は慣れた手つきでプロジェクターを設置し、私達は砂壁に映った映像を観た。ミステリーとアクションが融合された物語で、よくできていると感じた。

夕方、高円寺にDVDを返却しに行き、駅前をぷらぷら散歩した。惣菜を選んで彼女宅に戻り、19時からの日本代表戦を一緒に観た。代表は格下相手に塩っぱい試合をして、結局クリアミスから失点して敗れた。緊張感の無い、ダラダラとした試合だった。



昨日は「結果至上主義」のことを書いた。それからというもの、どうして私は「結果がすべて」という考え方が嫌いなのだろうか、ということを、昨日からずっと考えている。

昔から私は競争や勝負事が苦手だった。負けて見下されるのが嫌で、仕方なく競争に参加していただけに過ぎなかった。勝利が欲しいという気持ちになることがそもそも無い。大人になり、少しの自由を手に入れてからは、競争の磁場からなるべく距離を置いて過ごすようになった。



明日からまた仕事だ。営業職というのは何かにつけて比較されがちな職種である。「コミュニケーション」という行為自体が、マウンティングと抱き合わせなのだろう。社会に出るということは、とてもくだらないことに付き合わされることなのかもしれない。私の今月の営業成績は散々で、それこそ塩っぱい試合のアディショナルタイムのようなものだった。

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