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雨の一日 2024/06/28

目が覚めると6時すぎだった。布団は掛かっておらず、ゴムの伸びたパンツがだらしなくまとわれているだけだった。浅い眠りが途切れてしまったようだったが、トイレから戻ってくるともう眠気は消えていた。部屋に音楽を流して、日中に障らないように寝たフリをした。

10時前、布団から起き上がるとザーザーという雨音が届いた。一日家で過ごしてしまおうかと迷ったものの、月末最終日くらいきちんと働こうと思い直す。シャワーを浴びて、髪の毛を櫛で撫でつける。気温は低かったが、エアコンを切ると蒸し暑かった。裾を濡らして吉祥寺まで歩いた。

生活というのは複数のバランスで成り立っている。仕事への熱意や、交友関係や、無益や、悪戯心など。わざわざこんなことを考えるのは、新しいことを始めようか迷っているからだ。生きるという複合的なサイクルを保ちながらでないと、活動や創作なんてできない。

作業場の閉館時刻と大雨のピークが重なったので、スタバで時間をつぶすことにした。夜のスタバは思っていたよりも混んでいて全然寛げない。むしろ賑やかさを求めて集まっているようだった。残っていた雑務を処理して、PCをあけて日記を書く。飲みに行きたいようなときにかぎって、行けない理由は重なるものだ。

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